5月31日。
昨年2019年のこの日、思い掛けない大事故が起きた。
その日は金曜日。
仕事後に後輩を連れて、月1~2回参加していたバドミントンサークルの活動のために神田の体育館へ。
そして開始数十分後の試合中、それは起きた。
前方に落とされそうになったシャトルを追ってラケットを前に突き出しながら右脚を強く踏み込んだ瞬間、
「ズバン!」という音とともに身体全体が一段沈んだのを感じた。
右脚ふくらはぎにバスケットボールが強烈にぶつかった・・・と思ったが、そんなものは周囲に見当たらず。
右足は動かせたので筋を痛めた程度かと思いその日は打ち上げにも参加したが、
翌日判明のは「アキレス腱断裂」であった。
それから7ヵ月に及ぶ松葉杖生活。その後も長らく運動ができずにいた。
ただその間にライブも出れたし、海外旅行にも行けた。
怪我の直前に始めていたNPO支援活動も随分拡げることができた。
多くの機会を失ったのも確かだが、出来たこともあったし、初めて会った人にはすぐ覚えてもらえたし、
何より貴重な経験を得たという側面もある。
色々な出来事を思い返すと、まだたった1年なのかと驚く程だ。
あの日は1年後にランニングが再開できるまでに回復しているということ、
一方で世の中が感染症でちょっとした外出も満足にできなくなることなど、
想像できなかったことばかりだ。
それを思うと1年間って結構長い。
本気になったらいろんな経験が詰めるかも知れないし、いろいろ変われるのかも知れない。
変わってしまうこともあるのかも知れない。