初の海外出張でインドネシアの首都・ジャカルタへ。
書店の海外旅行雑誌コーナーを見ても、インドネシアについてはバリ島ばかりでジャカルタの情報というのはあまりなく、うっすら聞く噂話程度にしかどういうところかわからなかったので不安もありつつでしたが。
到着してすぐに思ったのは、やはり暑くて湿度が高い!
インドネシアは赤道直下の国。ジャカルタタイの首都バンコクよりも赤道に近いので常夏です。
そして何より人の密度がとんでもない!
空港も税関を出れば人が溢れ、建物を一歩出れば「タクシー!?タクシー!?」と声をかけられる。
ぼーっとしてたらいろんなものが盗られそうだ。
英語さえ不自由な現地法人の運転手に何とか出会え、その後は移動もスムーズに。
丸2日間+前後1日ずつ移動の計4日間だったが、外を出歩くことは一切できず、全て運転手付の車移動。ホテルなんて現地法人の事務所から徒歩5分くらいなのに。
現地法人の駐在員曰く、命の危険はあまりないだろうが金品を盗られる可能性は大いにある、とのこと。
道路には露店が並び、何もしていない(仕事がない?)人々がたくさん地べたに座っていたりした。
ここ数年自動車が急速に普及しているそうで、交通状況はひどい。動けないほどの渋滞には遭わずに済んだが、隙間をビュンビュンと二輪車がすり抜けて行く。車との距離の近さがすごい。その上、人々はそんな車と二輪の行き交う道路を堂々と横断してきたり、車と車の合間に分け入って物を売ろうとする。
みんな、何とか金を稼いで二輪の一台、車の一台でも欲しいのだろう。
活気が違うとはこういうことか。
やはり夏に見たハンガリーやオーストリアと違い、日本の企業がやたらと目立った。他にも韓国企業・アメリカ企業もあり、外資がこの国の経済を発展させているようだ。
因みに現地法人での仕事自体だが、教える内容そのものはさほど込み入った内容ではないものの、自分も相手の担当者(現地人)も英語はある程度。間に現地採用の日本人に通訳を含めて入ってもらったが、その人と担当者は難しい内容になるとインドネシア語で話すので時間がかかる。
その上、間に入ってもらった人は経理の専門ではないので言葉は通じても会計そのものの内容理解が追い付かないこともある。相互理解というのは本当に簡単なことではない。
駐在員の一人が言っていた。
「自分も相手も英語の理解力は7割程度。でも0.7×0.7だと0.49だから、半分も伝わってないんだなぁと思う。」
これが現場の実感というやつなのでしょう。