「マルコ!」

マルコが振り返ると、ブラックベリーの香りがして、一人の少女が胸に勢いよく飛び込んできた。

さすがのマルコもバランスを崩し、床に尻もちをついてしまう。

「サラ…お前なぁ…」
呆れたようにため息をつくマルコに対し、彼女はニコニコ笑顔で彼の胸に頬をすり寄せる。

そんな二人を微笑ましく見守る白ひげ海賊団の仲間たち。

皆彼女の笑顔が好きなのだ。

無邪気な彼女の笑みはまるで向日葵のよう。

彼らには真似できない笑顔だ。

「大好きよ」

と彼女に言われるとどんな悪党でも口元が緩まずにはいられない。

マルコは彼女の髪に指を入れ、彼女の額にキスをした。

「俺もだ」


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「そう…ええ…それでいいわ」

部屋に入ると、電電虫の受話器の紐を指に巻きつけながらバスローブ姿でベッドに横たわる彼女がいた。

俺が背中に指を走らせると、彼女は受話器を手で覆って、電話中よ、と微笑んだ。

「フッフッフッ…切っちまえよ、そんな電話」

俺は彼女の背中にキスを落とした。

唇で背中をなぞりながら、彼女の口に指を入れると、ようやく彼女は受話器を床に置いた。

「「ミス・ピルシュット?」」

「うるせぇよ」

彼女のバスローブを脱がしながら、俺は電電虫に向かって言った。

「今からこいつは…俺のものだ」

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ドタバタと階段を上がってくる音が聞こえてきて、私はうんざりとしながら目を覚ました。

「起きろ、シャーロット」

ドアを荒々しく開けて入ってきたのはこの船の船長キッドだ。

「私まだ寝てるんだけど」

枕を頭に載せて呻く。

朝っぱらから怒鳴ってくる男は大嫌いだ。

「起きろ。何時だと思ってやがる」

私はとびっきりのとろけるような笑みを浮かべた。意味することは明らかだーーーくたばれ。

キッドはため息をついて、シーツごと私を抱きかかえる。

裸で眠っていた私は慌てシーツを引き寄せるが、暴れはせず彼に体を委ねる。

「ねぇ」

私は手を伸ばして彼の首に腕を巻きつけた。「キスして」

「朝から欲情してんじゃねぇよ」

そう言いつつ、キッドは激しく私の唇を奪った。

彼の髪を掴みながら、私も夢中でキスを返す。

シーツが滑り落ち、彼の指が私の肌に蜘蛛のように這う。

「で、何の用だったの」

ようやく唇を離して尋ねるが、彼は「さぁな」と肩をすくめる。「キラーがどうにかしてくれるだろ」

そう言って二人でまた快感に溺れる。


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