カナダ在住から日本に戻った者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。
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実家はそこそこ田舎です。
そこそこというのは隔絶されているほどの僻地でもないので。
駅はありますし(時間帯無人駅ですけど)、高速道路の乗り入れ口も比較的近いし、孤立するタイプの地形ではないのです。
しかし、田舎には変わりないので、都市部にあるものがありません。
例えば、ミスドやサイゼリアとかドトールとかスタバとか。
いわゆるチェーン店が近くにありません。
コンビニは徒歩圏内にありますが、かなり根性入れて歩きます(おそらく都会の人は歩けない(歩かない)距離)。
不便といえば不便なのですが、おそらくこの不便さが自分には幸いしています。
だって、近くにあったら、お店に頻繁に行ってしまう!
田舎ゆえ、限られた選択肢しかないというのが、自分には最適。
白米とお味噌汁が美味しくて、外食をする気があまり起きないのはいいことなんですが。
でも日高屋とかサイゼリアとか、安い気軽なものって、たまに食べたくなりませんか?
あと、お洒落なレストランやカフェ系のお店は徒歩圏ないにないので、目についてぶらりと立ち寄るなどということもありません。
友人とカフェでお喋りみたいな時間はありません。
一方で縁側でお茶をすする時間はあります。
田舎に住んでいることで欲望が、かなり抑えられているのかも?
とはいえ、お店も頻繁にいつでも行ける距離にあったら、それほど行かないとは思うのですが。
2023年末に近所(といっても自転車で20分くらい)にスーパーができて、とても助かっているのですが、いつ行ってもお客さんが少なくてドキドキしています。
潰れないか既に心配。
開店と同時に閉店を心配する地元民!
というのは、スーパーがオープンして、その余波で地元の個人商店が閉鎖してしまう。なのに、数年後、スーパーも閉店してしまい、地元民が買い物できる場所が皆無になってしまう、ということがよくあるのです。
田舎あるある。
そんなこんなで、田舎の不便さはそこそこ便利だったりするなあ、と思ったりするのでした。
とっぷり老齢になって自動車の運転も出来なくなった時はどうするのかも考えておかないといけませんが。
とはいえ、実家が終の棲家とは限りませんし、国内移住もありかなあ?と。
田舎は空気と水が美味しいので、ご飯とお味噌汁も美味しいです。
そこは帰国してよかったと思えます。