カナダ在住から日本に戻った者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。
Any resemblance to actual events or locals or persons, living or dead, is entirely coincidental.
©m 2011- 2024 All rights reserved.
仕事や執筆の依頼はdrippingofpoison★gmail.comまでお願いします。
★を@に変えてください。
ブログ記事の転載、複製は禁止しております。転載やコピーをしないよう、お願いいたします。
リンクやリブログはご自由にどうぞ。
カナダの確定申告をやってみました。
2023年に私は183日以上カナダに住んでいたのでみなし住民としてカナダでも納税義務があるのです。
といっても、既にとられているので…
確定申告したら還付金があるはず!
(カナダは会社員であっても、基本、全員、確定申告をします)
そんなこんなで重い腰をあげて確定申告に取り掛かったのですが。
(カナダの2024年の確定申告の締め日は4月30日)
で、海外からはネットでの確定申告を受け付けないそうで、
カナダ国外からの確定申告手段は郵便かFAXだそうです。
マジですかー。
いや、海外在住者の方がネットでの確定申告を欲していると思うのですが。
以前は郵便のみだったそうですが、国際郵便の時間がかかりすぎるということで、FAXもオーケーにしたそうな。
このご時世、FAXを持ってる人ってどれくらいいるの?
↑実家にはFAX電話がまだあります!でも通信料金が読めないので郵送にする予定。
さらに…
民間のオンラインの確定申告サービス、海外からの受付はやっておらず。
2023年12月31日の住所がカナダ国外なのでアウト。
せめてデジタル書類として保存できるサービスとかあれば嬉しいんですけど!
ショボーン。
しかしッ!
H&R Blockのオンラインサービスで無料で入力はできるので(料金を支払わないと確定申告はできない)、一通り、申告項目を入力して、それを参考にして、非居住者用の確定申告用紙に書き写すというめちゃくちゃアナログな手段をとりました。
なので、お金を払わずに確定申告に必要な情報は得られたという。
むちゃくちゃ有難いッ!
かなりショックだったのが…
RRSPが限度額まで使い切っていませんでした。
これはFPさんのミス。私が依頼したことを実行していなかったので。
でも、この先、このFPさんを通しての投資はないので、割り切るしかありません。
でも還付金が1000ドル(約11万1113円)くらい違ったと思うので悔しいッ!
あと、低所得ファミリーになってました!
(確定申告では単身でもファミリー扱い)
ショック!
年の途中で退社したから見込み収入がなかったのもありますが、おそらくオンタリオでは収入水準がめちゃくちゃあがっているのではないかな?と。
でも低所得者にカテゴライズされたからといって、低所得者用の補助やベネフイットがある訳ではなく。
何故って、シングルだから!
シングルに厳しい社会だぜ!
貧困層ではないけど、「あなたの収入、平均より低いでっせ!」的な。
フルタイムでまじめに働いてこれかーッ!
もう陰々鬱々。
でも真面目にフルタイムで働いて低所得者層になってしまうようなら、カナダ生活も潮時だったのかなあ?と思ってみたり。
とりあえず、現在、日本の実家では家賃の必要がないのでそこはすごく有難いです。
自分で確定申告をするようになったのはコロナ禍からなのですが。
(以前はタックスアカウンティングサービスにお願いしていたけど、コロナ禍になったのでオンラインで自分で入力して申告する方法に切り替えたのです)
自分でするようになっておいてよかったーッ!
実は、今回、海外からなので、念のためにエキスパートに依頼しようと思っていたのですが。
依頼する前にカナダの住所と電話番号がないので、そもそもオンラインで登録できませんでした。
そしてカナダとの時差は14時間!
そんな中、確定申告のやりとりをするのは辛すぎる!ということで、とりあえず、自分で試してみたらできました。
カナダの口座とかそのままにしているので、カナダソースの収入(利息や分配金など)はカナダで確定申告しなくてはいけないはず。
なので、カナダから離れてもカナダの確定申告はやらないといけないっていう。
来年からは日本とカナダのダブル確定申告になるはず。
確定申告すると、どんな1年だったかよくわかるなあ、と。
投資信託の買い替えしたので去年よりもキャピタルゲインが増えていたのですが、パフォーマンスの悪いものはちゃきちゃき、切らないとなあ、と。
あと、カナダにいた時、WealthsimpleかQuestradeにするか迷って、Questradeにしたんですけど。
Wealthsimpleはカナダ非居住者は口座を持てないことが判明。
現時点ではブローカーがそのライセンスを持ってないそうです。
ふええええええ。
危ないところだったッ!
Questradeからは「非居住者ならNR301書いてね」って連絡が来ました。
セーフ。
そんなこんなで、住む国を変えるといろいろ面倒なことになりますが、なんだかんだでなんとかなってるので、こんな感じでなんとかやり過ごしていきたいです。
そして、自分の運の良さを痛感していたりします。
周囲から助言をもらって、回避できたトラブルが案外に多いのです。
しかもその助言も単なる世間話から派生したもので。
そういう意味では、人とのコミュニケーションって本当に大事だなあ、と。