カナダ在住から日本に戻った者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。

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さて、現在、日本在住の私。

一応、本帰国のつもりで日本に帰ってきました。カナダに骨を埋めると思っていたのに。人生万事塞翁が馬。

今回は2023年の帰国前のカナダでの話になります。

 

カナダから日本に帰国しようと決めたものの、『仕事はどうしようかなあ?』と悩んでおりました。

その時点では、『カナダの雇用を日本でキープしてもらえる可能性もあるのではないか?』と楽観的に考えていたのです。

というのも、自分はそこそこ長く働いていましたし、会社にとって便利な人材だと思っていたのです。

そして、うちの会社は、基本、リモートワーク。

日本と時差があるとはいえ、そこまで仕事のやりとりが難しくなるとは思えません。

なので、会社に訊いてみたら、結果は…

「会社が財政困難なので雇用継続は難しい」

とのこと。

ガビーン!

 

勤務先のファイナンシャル状態があまりよくないのは知っていたのですが、別オフィスでは既に給料減額なども始まっていたそうで。

なので、正社員ポジションの私が辞めるのは、会社にとってちょっとラッキーっぽかったです…。

ガビーン!

 

友人に話したら、「mが退職を言い出さなかったら、会社側が退職勧告に補填パッケージ(『今、退職すればこの金額を渡しますよ』的なもの)を提示してきたかもしれないから、勿体なかったかも!?」とのこと。

うちの会社は、退職金はないので、退職時のパッケージは全くなし。

ガビーン!

 

会社としては、「現時点で雇用や、コントラクトでの仕事は一切、約束できない」という厳しい返事でした。

ガビーン!

 

そんなこんなで、『日本でもカナダでの職をキープできるんじゃないか?』という私の目論見はアッサリ敗れたのでした。

 

一方で、「会社として、長年、チームメンバーだった私の帰国を応援する」という旨のことは言ってくれました。

『まあ、社交辞令かな?』と思っていたのですが。

現在、プロジェクトベース限定ですが、会社から仕事をもらっているので、それは、有難いなあ、と。

しかし、これは期間限定なので、その後、職探しをしなくては、いけません。

 

そんなこんなで、『日本でカナダの給料!』っていう夢は、破れたのでございました。

ぶほほ。

守銭奴、策に溺れる。