カナダ在住から日本に戻った者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。

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オオイヌノフグリが咲いていました。

フグリとは陰嚢のこと。

つまり、金玉袋のことです。

σ(*´∀`)

草野心平の『春のうた』の

ほっ いぬのふぐりがさいている

小学生の時、先生が

「「いぬのふぐりがさいている」とは言っているものの、

春になって犬が散歩して金玉がぶらついていたのを下からカエルが見て春を感じている可能性がある」

と解説していました。

つまり、冬には陰嚢も縮みあがるけど、リラックスして金玉袋がぶらぶらしている状態を「さいている」と称したのかも、ってことらしいです。

そんな解釈、訊いたことあります?

小学生に何を言うとるねんッ!

 

小学生だったのに、こういう解説は覚えています。

こっわー。

 

可憐な花なのにふぐり(陰嚢)って名づけるって、日本人のセンス、やばくないですか?(いい意味で)

イヌノフグリの実の形が犬の陰嚢に似ているからっていうことなんですけど。

オオイヌノフグリはイヌノフグリに似ていてさらに大きいから、オオイヌノフグリって名づけられたそうな。

その名前を踏襲しちゃうんだ!?的な。

 

でもイヌノフグリ、現在、絶滅危惧II類!

オオイヌノフグリに生育地を奪われているらしいです。

確かに小学生の時は両方見た記憶がありますが、今はオオイヌノフグリしかみかけない!ひゃああああん!

イヌノフグリはオオイヌノフグリより、もっと小さくて色が薄いんですよね。

 

でも、こうやって暖かくなるのを感じられるのは嬉しいです。

しかし、春の訪れではなく、一時的な気温上昇だったりする、最近の日本。

毎日が『季節の変わり目』になってません?

いや、トロントでは1日で気温が20度変わるのはザラだったんですが。まさか、日本でも、こんなに変わるとは。

 

可憐な花。でも名前は大犬の陰嚢(金玉袋)…

 

ちなみに学名はベロニカ・ペルシカ(Veronica persica)。

ペルシカ(ペルシャ)のベロニカ。

十字架を担いでゴルゴダの丘を上るキリストの汗をぬぐった女性の名前。

この落差よ…。

 

私は和名を推しますけどッ!