カナダ在住から日本に戻った者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。
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日本に戻ってから気になったことが…
個人情報をガツガツ訊かれる!
田舎だからというのもあると思いますが、「結婚してる?」とか「子供いる?」とか。
年配者だからというのもありますが、そういう質問をしてはいけないという意識は全くなし!
で、ちょっと私の事情を知っていると「カナダに戻るの?戻らないの?」とか。
ぶっちゃけ…
うざーッ!
それ、個人情報ですから。
答えて当然と思ってる感じもなんだかなあ、と。
いや、カナダでも訊いてくる人はいたけど(大体アジア系の年配者)、その頻度がカナダより明らかに高いんです。
そして本当だろうが本当でなかろうが推測で話のタネにされそう。
あと、金融機関やスマホの申し込みとかも、企業によっては提出書類がめちゃくちゃ多くないですか?
『ソレ、提出したら顧客データとして保存するってことですよね?』的な。
マイナンバーもマイナンバーだけではなくて、マイナンバーカードのコピーやそのナンバーが載っているお知らせ書類のコピーを提出とか。
でも!こういった企業のデータ管理、かなーり甘そう。データ流出、連日報じられてますよね?
この先、ID盗難犯罪、めちゃくちゃ増えそうな予感。
あとですね…
『嫁』などの表現が、モヤモヤします。
『令和でも嫁とかいう表現はまだ使用されているんだ!』的な。
コレって気にならない人は全く気にならないと思うんです。
でも、自分はモヤモヤします。
あと暗黙の了解とか無言の強制とか。
『こういう慣習だからやって当たり前』みたいな感じのもの。
でも『ずっと同じ』はあり得ません。
特に田舎で過疎化が進む場所だと、人自体がいないので、割り当てしても負担が大きすぎたり。
公的なシステムにしても、何だか、戦後の高度経済成長期につくられた慣習的なものが、いまだに踏襲されていることに驚きました。
いいものは残してもいいけどそうでないなら止めたらいいのに…
変化についていかないこの体制って経済的に日本が零落している原因のひとつな気がします…
要求はきついけど、労働に見合った賃金は払わないとか、同じ職種なのに雇用形態でめちゃくちゃ収入が違うとか。
あとすごく驚いたのが…
20年前より給料が下がっている!
物価高騰時にも賃金が下がっていて、さらにGDPではイタリアにも抜かれてる!
G7国で最低。勤勉に働いているのにも関わらず!
今の時給って私が学生の頃やっていた時給と殆ど変わらないんです。
でもカナダは私がワーホリにいたころからだとほぼ2倍にアップ。
定時に帰って好きなことできる環境がないのに薄給って、働くモチベーション削がれるなあ…
そして新聞やテレビのニュースで…
名前、住所、年齢、職業まで載せてしまう!
被害者は載せるけど、加害者は載せていなかったり。
何故か加害者の方が考慮されてる印象さえうけます。
そして、職業の表現で『パート』っていうのがあるんです。
それって雇用形態で職業じゃないからッ!
何でそういう表現をするんだろう?
と、いろいろ、モヤモヤすることが多いです。
でも、モヤモヤする自分にモヤモヤする人もいるんだろうなあ、と。
『気にしすぎ!』『外国かぶれ!』みたいな。