日本でもインフレとは聞いていたものの、ガソリンの値段は産油国のカナダより安いし、スーパーでも食品が安い!

インフレがガンガンなカナダにいるせいか(でも米国よりは穏やか)、何でも安く感じました。

だって、カナダなんてレタスが6.99ドルとか玉子1ケースが5ドルとか。

安いお店でもレタスは3ドル、玉子は3.5ドルくらい。

でも日本だと198円とか、卵は安売り時なら1パック108円とか!

ひいいいいいい!インフレなのにデフレ!

そしてレストランやカフェも混んでいて、生活が逼迫している印象は受けませんでした。

 

あと東京でも、家賃が高くなくて。

不動産バブルのカナダに住んでいるので、家賃だけで収入の3分の一を超えてしまいます。

そして、家を買った人たちに大きくのしかかっているのが住宅ローンの利率上げ。

 

一方でカナダでは、定期預金などは利率が4%くらいあるので、それなりに増えます。

しかし、インフレ率の方が高いので、通常の定期預金に置いておくと、資産は目減りしてしまうことに。

こういった利上げが日本では殆どなくてびっくりしました。

自分の通帳の利率をみて、まさにほぼほぼゼロ金利!

 

自分は米ドル外貨預金を持っていたので、「円安だーい!」といそいそとこの機会に円預金に変えたのですが、なんと当日のレートは138円だったのに、支店が違ったため、手続きのために為替換金が遅れて、レートが132円くらいに。がびーん。

一時は150円くらいの円安だったのに!

海外在住だと、こういうタイミング命のものって、ことごとくチャンスを逃すんですよね。

とはいえ、地味にやっていた外貨預金、かなり損したとはいえ、トータルではプラスでした。

少なくとも普通預金においておくよりはずっと高かったのでよかったです。

 

賃金も利率も上がらないが物価上昇も緩やかな日本と、賃金も利率も上がるが物価上昇が激しいカナダだとどっちが住みやすいのかな?と。

『このまま円安が続くなら、あと数年、カナダで働いて、あとは日本でほそぼそと暮らすというのも実現可能ではないのかな?』と思ったり。

今は、働いているので大丈夫ですが、この先リタイヤした時に、上がり続ける家賃をカナダで支払い続けるのは困難だと思うのです。かといってコンドを買っても住宅ローンの支払いや管理費に家賃同等の出費が必要になりますし。

それなら、日本の実家に帰るか、日本で不動産を安く借りて生活した方が、豊かな生活なのでは?と思ったり。

 

そして帰国案も考えてみようと地元の求人紙をみてみたのですが。

求人要項に年齢制限があるんですけど!

求人に年齢制限を設けるのは、カナダではアウトなんですが、日本ではまだオッケーなんでしょうか。

より若い人を雇用したい気持ちもわかりますし、その方が応募できる枠も限定できて、応募する側される側ともに、効率がいいのかもしれませんが。

日本で被雇用者として働ける気がしない!

そもそも雇ってもらえなさそう!

ショボーン。

 

一方で、オンタリオ州の最低時給は現在$15.50(約1600円)なのですが、日本だと国家資格職業ですら、この時給で募集していて、衝撃を受けました。

スキルと国家資格の扱い、粗雑ーッ!

 

そんなこんなで、今後、どうするか、とりあえず、いろいろ悩んでみたいと思います。

カナダはインフレが激しいのに、自分の給料は上がってないので、とりあえずは不労所得を増やすのを頑張ります!

日本に住んで、海外ベースの給料をもらうのが理想ですが。

それはなかなか難しそう。

 

日本にもインフレの波は来ているものの、カナダに比べて穏やかでびっくりしました。

だってカナダって食料自給率はカロリーベースで200%超えている国ですよ?

でも食品の値段は、食料自給率がカロリーベースで38%の日本の方が、安いのです。

日本の企業努力って怖いッ!

対収入で考えれば日本の物価は決して安くはありませんが、それでも、すごいなあ、と。

 

これからもっと食糧危機が進んで、自国ファーストや高価格優先主義がもっと進んだ場合、日本は他国との競合に負けてしまうので(円安や戦略的提携の欠如)、壊滅的な危機が起こる可能性はありますが。

正直、日本は防衛費よりも食料確保にお金をかけるべきではないのでしょうか?

輸入が滞ったら、燃料も人員も賄えない状況になる国が武器を買い込むって、ちょっと裸の王様っぽいんですが。

 

そんなこんなで、日本に帰って、物価の安さに驚きました。

ただ、このせいで、労働者の収入が上がらない側面もあるのだろうなあ、と。

日本の物価の安さの秘密は人件費の安さな訳で。

なので、一時滞在で快適でも、また住むとなるといろいろあるのかもしれません。

 

それでも、空気も水も食べ物も美味しい日本は素晴らしいと思ったのでした。