カナダ在住者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。
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日本ではお花見って「お酒を屋外で飲んで騒ぐぞー!」なイベントとかしていませんか?
日本にいた時はお花見シーズンの公園近くって、もう酔っ払いとゴミばかりで、イラつきました。ゴミは持ち帰りしなくてはいけないのに捨てて行く人がいるし。桜の枝を折る人がいたり。急性アルコール中毒で運ばれる人がいたりとか洒落になりません。
トロントでもお花見がポピュラーになってきたのですが、正直、マナー悪し!
騒がしいし、枝とか折っちゃう。写真とかもずっと撮っていて、ほかの人にスポットを渡さなかったり。
オンタリオ州では屋外ではアルコールは摂取できないので、酔っ払いがいないのはいいですが。
トロントには、ハイパークを呼ばれる大きな公園があり、ここには日本から送られた桜の木があります。
コロナでハイパークのお花見は2020年、2021年で中止になっていたのですが、今年は規制解除になるようです。
混みそうなので、行きませんが。
何故だか桜の木下でコスプレしている人たちがいたり、人間観察的にも面白いのですが。
さておき、友人が「花見の意義がわからない」というので、「桜にかこつけた飲み会イベントだよ」と説明したのですが。
英語サイトをみたら、めちゃくちゃ美しく説明されていました。
「サクラは日本の国花であり、春、再生の時、そして人生のはかなさを象徴しています。桜の花の寿命は非常に短いので、私たちは桜の花を見ると、人生の中で出会う人々との瞬間や、その美しさに心から感謝する時間を持つようになります。」ですって!
「桜の儚さに人生を見て今の瞬間を楽しむ」的な。
高尚だわッ!
とはいえ、やはり桜は日本人にとって特別な花のような気がします。
桜のぞっとする美しさに畏怖を覚えたりって、日本人独特の感情ではないででしょうか?
特に4月が始まりの月でもあり、別れの季節でもあるので、桜の情景と記憶や情緒の結びつきが、他国の人より強いように思います。
日本で桜を見たいのですが、酷い花粉症なので春には帰国できないんですよね…
トロント大学の桜。一見、満開のように見えますが…
実は建物の通風口から吹き出す暖かい風が当たっているので部分的に開花が早いのです…
左下の通風口から暖かい風が吹き出しています。
カナダで桜が見られるのは嬉しいです。
まだ蕾が殆どですがピンクの並木。
クィーンズパークの桜の木はまだまだ蕾でした。
花粉症は困りますが、花粉症の症状が出なくなるのもちょっと恐いのです…
トロントのお花見ガイド。
ハイパークの桜開花度はこちらで確認できます。
https://highparknaturecentre.com/cherryblossom
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