カナダ在住者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。

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その昔、上京した時は、毎朝、顔を洗うときでさえ、水の臭いで吐きそうになってました。
臭いとは聞いていましたが、こんなに臭いんだ!的な。
↑両津勘吉に「東京に住むんじゃねえ!」と怒られてしまいますね…。
 
東京といっても地域によってかなり違うと思いますが。
多摩の方だと井戸水を使っているところもあったり、かなり差があるのですが。
23区は河川からとっていて、かなり臭いがきつかったように思います。
田舎にいた時は、水を買う意味がわからなかったのですが、東京に来て初めて「そういうことか!」と。
↑両津勘吉に「東京から出て行け!」と怒られてしまいますね…。
 
しかし、時は流れ、今の東京の水って昔よりは臭くないです。
『気のせいかな?』『鼻が慣れたのかな?』と思いましたが、やはりいろいろな浄水方法の導入で、改善されていたようです。
とはいえ、カルキ臭はないわけではないのですが。
 
こんな改善ができるのって公共サービスならではと思うのです。
日本では、2018年に水道法改正法案が可決されました。
しかし、その可決前に、既にEUでは失敗した国が続出していて、公営化に戻すのに違約金を払う羽目になった国まであったのです。
そんな失敗例が幾つもありながら、何故、あんなにアッサリ、水道法改正法案が通ったのか、不思議でなりません。
 
 
そして、宮城県では民営事業の管理下になった水道の復旧が遅れています。
コレは民営化されれば、どこにでもあり得る話なのです。
災害時に出される給水車も有料になるかもしれません。
国を守るなら水、食料、土地を抑えるのは当然のことであり、必要不可欠です。
何故、政府が売国奴のようなことをするのでしょうか。
コレ、外資企業とかにつけ込まれて、ぐちゃぐちゃにされる可能性もあるのに。
国内民間事業者でさえ、採算が取れない地域は見捨てるのではないでしょうか?
水道料金が跳ね上がる可能性もありますし。
日本で、民営化になって、よくなったサービスってありますか?
郵便局も民営化後、詐欺まがい行為に走る金融機関と化しましたよね…。
酷くなったものしかない気がするのですが。
 
カナダでも公共事業サービスの民営化の議論が進んでいて問題になってます。
エッセンシャルサービスを他国の手にゆだねるような真似はやめてほしいです。
 
 
WorldVoiceに寄稿しました。
 

Stay safe! 

 

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