カナダ在住者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。

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この記事は続きものとなっています:

 

トイレで昏睡状態に陥いったものの、誰にも気づいてもらえず、そのままお店が閉められてしまった(!)そうな。 

ひいいいいいッ! 

カナダ、外から「誰かいますか?」声をかけることはあっても、ちゃんと中に入って確かめる人たちは少ないかも。 

(そのため、駅のトイレに閉じ込められそうになったことはあります。) 

地下のトイレからから1階に上がったら、スマホにものすごい数のメッセージがきていたそうです。スマホに電波が届かない地下のトイレ、怖いッ!

 

こういうことをする男性からしてみれば「やれればラッキー」くらいなのかもしれませんが、ドラッグへのリアクションは 個人差がありますし、オーバードーズで昏睡、トイレの水に顔を突っ込んだら溺死、頭を打って死亡してしまう可能性もあります。 

つまり、女性を人間ではなく性の対象物としてしかみないことで起こる犯罪なのです。

 

カナダではこの手のデートレイプドラッグの注意喚起はよくされていて、この女性もそういう教育を受けてきたしっかりした聡明な女性です。見知らぬ人と一緒だったり、誰かにドリンクを奢ってもらったわけではありません。

見知らぬ人と飲んでいるならまだしも、仲間と飲んでこういう状況に陥るのが恐怖!

この状況では、犯人の特定はできませんし、仲間という関係が疑心暗鬼に変わってしまいます。 

犯人が名乗り出るとは思えませんし、誰がやったのか猜疑心を抱いたままになってしまいます。

そして、まるっきり第3者がやった可能性もあります。

性的欲求を満たすためや面白半分でドラッグを女性に使用するとか愚か過ぎます。命を危険に晒す行為なのです。

 

こういう話をすると「女性が軽率だから」と被害女性を責める人たちがいますが、性犯罪は征服欲にかられて行われる犯罪でもあるのです。 自宅や道や公園や図書館や大学構内などで昼間に起きた事例もあります。実際に60代、70代の女性が性犯罪の被害に遭う事件が起きてます。 誰でもターゲットになり得てしまうのです。

 

同意なき性行為は犯罪です。双方が同意をできる身体・精神状態で同意した場合のみが同意です。一方が意識混濁、昏睡、お酒に酔っている、脅されているなど、合意判断が可能でない状態の場合、それらは『同意』ではないのです。

一方の拡大解釈や、思い込みは『同意』ではありません。

Twitterで上がっていたこちらの動画がわかりやすいかと。

https://twitter.com/i/status/869561522690772996

 

一般的にデートレイプドラッグはドリンクの色が変わると言われてきましたが、最近はそれが一般知識となったため、違う薬を使う犯罪も。

ノンアルコールをアルコールと差し替えたり(これも危険!)とか、多様化してきています。

女子トイレで女性を襲う輩もいます。

女性の皆さま、くれぐれも気をつけて!

 

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