4月中旬から下旬にかけて行って来た中欧の旅行記です。
案の定、いろいろやらかしています。
旅行前のてんやわんやはこちらから:
旅行記の始まりはこちらから:
ハンガリーの国立美術館(王宮の中央の建物)の入り口脇にカフェがありまして、美術館の入場券を持っている人はトイレ料金を払わなくてもいいのです。なので、『今のうちに行っておこう』と入ったら、
半ロックから動かず、ドアが開かない!
"Excuse me---! I can’t open the door from the inside!"と叫びました。 カフェの人が鍵を持って来てことなきを得ました。英語が通じて良かった!
『トイレの上下に隙間のある北米のトイレはセキュリティ的に恐いなあ』と思ってましたが(参照過去記事:『トイレ・ラプソディー2』)、閉じ込められた時は自力で脱出が楽だということに気付きました(北米のトイレ事情はトイレ・ラプソディーシリーズをお読み下さい)。
トイレにいた人が私の声を聞いて助けを呼びにいき、カフェの人が鍵を持ってくるというチームプレー! 助けてくれた皆さま、ありがとうございました。
美術館内には幾つかトイレがあったんですが人気(ひとけ)が全くないトイレもあり、そっちで閉じ込められていたら、本当にシャレにならないことになっていました。
この事件後、トイレに入る時は慎重になってました。 助けを呼びにいってくれた人が美人で「国立美術館のいい想い出ができたわね!でも、もしあのまま閉じ込められていたら ここで夜を過ごす事になってたわよ!」と。確かに!
恐ッ!
一方で、閉じ込められた時に『でもトイレは確保出来ている!』と安堵した頻尿な女です。
皆様もお気をつけ下さい。(←あんまりないとは思いますが)
王宮の建物は、現在、美術館や博物館として使われています。だだっ広いです。
国立美術館前にある三位一体の像。
『アダムとイブのアダムがオッサン!?』と衝撃を受けた作品です(フラッシュを使わなければ撮影OKとの事でした)。 しかも既に布でかくしてますやんッ!
確かにアダムとイブがそれなりに老けていた可能性はある訳ですが。
リンゴを食べる前から煩悩づいた顔してますやん…。
『有田焼?!』と思ったらハンガリーは中国の陶芸技術をいち早く取り入れ、オーストリアを初めとしたヨーロッパ各国の王宮陶器もハンガリーに注文される事が多かったそうです。
ほえええええ。
ちょっと『孤独のグルメ』テイスト。
ちなみに谷口ジロー氏の漫画はヨーロッパ(特にフランス)で人気があります。
覗き穴から覗くと立体に見えるが実際は立体ではない不思議な作品。
国立美術館に入ると王宮の上まで登れます。気付いている人が少ないのか、眺めがとてもいいにも関わらず、殆ど人がおらず。 ここに住んで、街に住む人を見下ろす生活をしていると、「下々の者」とか思ってしまうかもしれない、と思いました。
こんな広いところに住んだら、迷子になるってばよッ!
王宮のてっぺんから下界(←うぉいッ!)を見て、あることに気がつきました。
くさり橋が車輛通行止めになってる…ッ!
ええ?どうやって帰ったらええのん?(←バスを使うつもりでいた)
王宮を高いところに建てるというのは、異変に一早く気付けると言うメリットがあったのだなあ、と妙に感心しました。
通行止めになっているくさり橋。ちょっと珍しい光景です。
くさり橋が通行止めになっていた理由は、ユダヤ人虐殺のリメンバーデーのマーチがあったからだそうです。
国会議事堂近くのドナウ川の岸にはモニュメントとして鉄製の靴が置かれています。第二時世界大戦中にこの場所でユダヤ系の人たちを立たせて、背後から川に落したそうです。
花やロウソクなども備えられています。ものすごくなまめかしいです。
イースターだったのせいか、聖歌隊(?)にも出くわしました。
くさり橋の交通止めを見たその後…
地下鉄、バス、路面電車共通の乗り放題パス(72時間)を持っていたのに、道に迷ったり、バスを間違えたりで、旅行中は意図せずして、毎日、20キロほど歩いていました。
一体、何の苦行…ッ!?
決してウォーキング好きとか運動好きとかではないんです。単に、迷ったり、貧乏性ゆえ『ここも見ておこう!』とか詰め込み過ぎて、箍が外れたスケジュールになってしまうのです。 ひとりなので誰もとめる人がおらず、暴走激化!
この暴走ぶりはずっと続き、1週間の平均徒歩距離が20キロ。28キロを記録した日も。
修行…?
山登りにいった訳でもないのに!都市部のダウンタウンで観光していただけなのに! しかもバス・電車・路面電車の乗り放題パス、持ってたのに!
恐ろしい旅行でございます。ぷひゃ。
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