話題になっているらしい、ということを、
極秘の情報筋(Yahooニュースといいます)から入手いたしました。

European Centre for Disease Prevention and Controlという、
ヨーロッパの米国CDCのようなところに情報が載っていたので、
シェアしようと思います。
http://ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/zika-microcephaly-Brazil-rapid-risk-assessment-Nov-2015.pdf
ジカウイルスは、デング熱のような症状を発症させる、
蚊が媒介する伝染病です。
過去にフランス領ポリネシアでアウトブレイクを起こしたことが
あるのですが、2014年に南米で大流行を起こしました。
そして今年、ブラジル7つの州で年間平均40人程度生まれていた
小頭症の赤ちゃんが、一気に400人まで跳ね上がるという事態が発生、
ポリネシアの流行でも中枢神経系に奇形のある児が増加していたことが
わかったため、胎児中枢神経奇形と、妊娠中のジカウイルス感染との関連が
疑われるようになりました。

胎児が小頭症であった妊婦の羊水中から
ジカウイルスRNAが検出されたケースも2件確認されたのですが、
情況証拠が揃っているとはいえ、
その他の奇形の原因がはっきり除外されていないこともあり、
まだ、確実にジカウイルスと胎児中枢神経系奇形と関連があるとは
断言できません。
現在のところブラジル当局は、
妊婦はアルコールやドラッグ、処方箋のない薬剤などを服用しない、
発熱している人との接触を控える、
などといった妊娠中の普通の注意事項に加え、
「妊婦は蚊に食われないように気をつけて」という
注意喚起を出すのにとどまっているようです。

ちなみにマラリアは一般的に夜に蚊に刺された場合に発症しますが、
ジカウイルス感染症はそれに当てはまらないので、
万が一、ジカウイルス流行地に旅行にいく妊婦さんは、
一日中、御注意を。