何事かと思ったら泌尿器科の先生から、
「陰嚢を痛がっているこどもがいるのですが、
3歳で精巣捻転ってあり得るでしょうか」と、
まさかの逆コンサルトをいただきました。

泌尿器科なんて全くわからないわたしは、
心の中でムンクの叫びをあげつつ、
「精巣捻転はいかなる年齢でも起こりうりますからね」
などと知ったようなことを言い放ち、診察に行きました。
診察したところ、「チンチンが痛い」と泣き叫ぶだけで、
触ってもよけないし、腫れてもいないし、色も変わってないし、
これはさすがに違うんじゃないか、と。
自信がないのでup to date先生にコンサルトしたところ、
とてもいいスコアリングシステムを発見しました。
●嘔気、嘔吐 – 1点
●精巣腫脹 – 2点
●精巣が固く触れる – 2点
●精巣が騎乗している – 1点
●精巣挙筋反射の消失 – 1点
で、このスコアが2点以下のときの
陰性的中率(精巣捻転ではないと診断できる確率)は、
なんと100%だそうです。
精巣挙筋反射がうまく出せなかったことはさておき、
その他のスコアが0点だったので、
自信をもって、
「高確率で違うと思いますし、自分だったら経過観察すると思いますが、
自分の身を守るためにこども病院へ搬送するのも一つの手かな、
とは思います」
という、カテナチオな回答をかましておきました。
超守備的です。
世の中、便利なスコアがあるものです。
ありがとう、up to date。
しかし、精巣挙筋反射が・・・うまく出ない。
自分のこども使って練習しとこうかな。