【与太話】勝ち馬を知っている人はいるか? | 3度のメシより競馬がすき

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プロの予想に疲れた・・・

 

  読まれる方へ

 

 競馬おぢさんです。おはこんばんにちは。

 ここのところGI続きなので、なかなか書けなかったお話をします。

 テーマは、「勝ち馬を知っている人(神?)はいるか」です。

 

 こういう与太話がお好きな方だけどうぞ。

 

  オッズの不思議

 

 競馬をやっていると、「10分後がわかる予知能力が1日だけ欲しい」と思いますwww

 1日12R、毎レースで賭けた金額が2倍になるだけで、4096倍になりますからね。

 アサイチ1万円が4096万円になったら、何年か暮らせますよね(バカ!)

 

 でも、「勝ち馬を知っている人がいるのでは?」と思うことはあります。

 こんな風に思ったことはありませんか?

 

 えーなんで、この馬のオッズがこんなに低いの?印からは想像できない。

 えーなんで、この馬にこんなに印が集まってるの?

 

 わたしは、「知っている人はいる」派です。ただし、誰なのかはわかりません。

 競馬は情報戦なので、自分が入手できない情報を持つ人はいるでしょう。

 ルーレットなら、「(目を決める)ディーラーには勝てない」となりますが、

 競馬の場合、賭ける側には公平ですから、うまく乗っかれば儲けることができます。

 

 もし、競馬メディアが「勝てない馬に印を集めさせられ(集め)」たら、人気馬が

 負けることになるので、レースが高配当になりますよね?

 その裏で、「真実を知る人(神)」が、穴馬券でほくそ笑むことになります。

 

 ここまでの情報操作はないかも知れません。

 でも、わたしが「知っている人はいる」と思う理由を紹介します。

 

前提:一般ファンの投票は、メディアの印で決まる。

 この話をするためには、前提となる仮説が必要です。

 特殊な情報を持たないあなた(わたし)は、印のない「出馬表」だけではなく、

 印や馬柱のある競馬新聞やネットメディアを見ますよね?

 

 本命党や穴党、素直かあまのじゃくかはあるでしょうが、

 印が集まる馬に賭ける人、印が集まらない馬に賭ける人の両方がいるでしょうから、

 いずれにしても、オッズがメディアの印の影響を受けます。

 

  印が集まっている。→ 人気になる(オッズが低い)。

  印が少ない。→ 人気がない(オッズが高い)。

 

 爆  笑あたりまえじゃん!

 

 はい、そうです。ここまでは。

 もし、オッズが、(印以外に情報のない)一般ファンの投票だけで決まるとしたら、

 印が変わらない(同じ)限り、どの時刻で見てもオッズがほぼ同じになる。

 (発売開始から締め切りまで、ずっとオッズ(人気順位)は変動しない。)

 

 この仮説が正しい場合、オッズが動くならば「(勝ち馬を知る)神」が必要になります。

 

知っている人が買うとどうなるか?

 勝ち馬を知っている人がいるとして、彼らとて、儲けるには投票する必要があります。

 彼らは、印の影響を受けませんが、いつ投票するのでしょうか?

 

 1.(最初から情報がある場合)アサイチ、もしくは前日に投票する。

   → アサイチや前日はオッズが低くなり、締め切りに向かって印オッズに近づく。

 2.(途中で情報を与えられた場合)午後、もしくは当日に投票する。

   → アサイチや前日は印通りのオッズで、締め切りに向かってオッズが下がる。

 

 それぞれの例をひとつずつ紹介します。

 

アーリントンカップ(GⅢ)・・・2023.4.15

 NHKマイルカップの3着馬、オオバンブルマイが勝ったレースです。

 記憶に新しいと思います。

 

 この馬は、当日のアサイチ(10:30頃)、単勝1番人気で4.0倍くらいでした。

 最終オッズは単勝5番人気で勝ち、単勝払戻しが700円(7.0倍)でした。

 

 試算してみましょう。このレースの単勝売得金額は、2.1億円(全体の約5.5%)です。

 払い戻しに回る金額は、売得の約75%です。

 アサイチの投票割合は、仮に10%としましょう。

 

 オオバンブルマイがアサイチで7.0倍(印なみ)の場合の投票金額:

  2.1億円×10%×75%÷7.0倍=225万円

 オオバンブルマイの実際のアサイチの投票金額(4.0倍相当)

  2.1億円×10%×75%÷4.0倍=394万円

 

 印なみに売れた場合の金額と、170万円ほど違います。

 単勝総売得2.1億円の0.8%程度ですが、印よりも過剰に売れたと言えます。

 たったこれだけで、オッズが1番人気になり、最終5番人気まで落ちたんです。

 

 170万円×7.0倍=1190万円・・・・

 ひとりで全部持って行ったとは言いませんが、ボロ儲けです。

 

 次は、例としてはかなり古いですが、もっとリアルな話です。

 

天皇賞(秋)(GI)・・・1985.10.27

 「皇帝」と呼ばれた三冠馬シンボリルドルフの話です。(古!)

 1984年に無敗の三冠馬となったシンボリルドルフは、少し前のディープインパクトです。

 4歳(今の3歳)時、ジャパンカップの3着だったのを除けば、12戦11勝でした。

 誰も負けることが想像できないくらい強い馬でした。

 このレースでも、単勝1.4倍を背負いますが、伏兵ギャロップダイナに差し切られます。

 ギャロップダイナの単勝は8,820円(当時最高)という配当でした。

 

 

 

 わたしは、バイト先の上司から、レース後に次のような話を聞きました。

  XX(女性バイト)の友達に、(当時現役の)K騎手と付き合っているのがいてさ、

  その彼女から、XXに電話があったんだって。

  「明日の天皇賞は、(枠連)3-8でいいから買いなって、Kが言ってるよ。」

 

 ・・・この馬券は、枠連1番人気の低配当で、的中しました。

 問題は、枠順が次のようだったことです。

 

 3枠5番 ギャロップダイナ(13番人気)

 3枠6番 ウィンザーノット(2番人気)

 8枠17番 シンボリルドルフ(1番人気) ・・・単枠指定馬(8枠は1頭だけ)

 

 上司の話は続きます。

  けさ、その話をXXから聞いてさ、1番人気だから無視してたんだよ。

  でもさ、ギャロップダイナの単勝って、昨日(前日発売)は150倍だったんだよ。

  それがさ、88倍だろ。

  考えたら、K騎手の話を聞いて、ギャロップの単勝を買った奴はいると思うんだよね。

  俺も無視しないで買えば良かったな・・・。

 

 いかがですか?

 こういう情報が、世には出回っているんです。

 あなた(わたし)が知らないだけ、入手できないだけです。

 

 情報を発信する人が誰にせよ、コーチ屋(情報で金を取る予想屋)ではありません。

 

 ざっくり150倍が88倍に下がる計算をすると、約500万円が後から過剰に売れています。

  500万円×88倍=4億4,000万円

 

 あやかりたいものです。

 

 与太話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 ではまた。