競馬はビジネスなんです(その2) | 3度のメシより競馬がすき

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競馬歴30年以上のおぢさんです。
競馬について思うことをつれづれなるままに書いています。
こんな方に見ていただけると嬉しいです。

スピード指数に興味がある。
データ馬券に興味がある。
競馬予想の参考にしたい。
プロの予想に疲れた・・・

 

  おことわり

 

 わたしは、いち競馬ファンです。

 馬券を当てて、つかの間の幸せを味わいたいだけです。

 あなたもそうですよね?

 

 わたしがブログに書いていることは、自分が馬券を当てたくて考えていることです。

 研究ではなく、学説でもないので、「正しい」必要はありません。

 ですので、「ふ~ん、そういう捉え方もあるんだね。」で十分です。

 打たれ弱いので、批判はしないでください。

 

 でも、別の捉え方がある方は、ぜひ、教えてください。

 あなたとわたし、みんなで競馬を楽しみましょう。

 1日のレースが終わった後に、呑み屋に咲く競馬談義の花を満開にしましょう。

 

  JRA:日本中央競馬会について

 

 競馬(中央競馬)をやるなら、おこづかいをむしり取る悪の手先に勝たないといけません。

 (戦わないのが一番ですが、この考え方は無駄なので書きません。)

 

 あなたは、JRAがどういう組織かご存知ですか?

 いい時代になったもので、インターネットからいくらでも情報を入手できます。

 

 

 JRAは、「日本中央競馬会法」に基づく公益法人です。

 

 公益法人は、私企業とは違い、必ずしも利潤を追求する必要はありません。

 「競馬の健全な発展を図つて馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与する」のが目的ですから、

 適正な収入を得て、適正に「交付(!)」し、剰余金を国庫に納付する必要があります。

 

 存続し続けないといけないのは、あなた、もしくはあなたの会社と同じです。

 売得金額がなくなると存続できません。

 

JRAの売得金額/開催場入場人員

 https://www.jra.go.jp/company/about/outline/growth/pdf/g_22_01.pdf

 

 こんなものも簡単に手にはいります。

 JRAが始まった1954年には、売得112億円、人員169万人に過ぎません。

 2022年には、売得3兆2500億円(290倍!)、人員279万人です。

 日本屈指の超大企業の売上を、あなたとわたしからむしり取っていますww

 

 1955年の日本のGDPが88兆円、2022年が546兆円(6倍)を考えると驚異的です。

 

売得金額を増やしたい

 「何を言いたいんだ!」とそろそろ焦れてきたかも知れませんね。

 もう少しお付き合いください。

 

 先の資料を見ると、高度成長期からバブル崩壊まで、ほぼ年率10-30%で売得が増えますが、

 1998年頃から前年比マイナスに転じ、2011年(東日本大震災)まで減少します。

 

 わたしが経営者(理事長)なら困りますね。

 何とかしないといけません。

 売得金額を増やし、「競馬の健全な発展を図つて」いく必要があります。

 あなたならどうしますか?

 どうすれば売得金額を増やせるのでしょう?

 

 幸いなことに、神風が吹き、2012年から売得金額が前年比プラスに転じます。

 

 2011年に競馬で何が起こったか、覚えていらっしゃいますか?

 オルフェーブルの登場です。

 ご存知の通り、ディープインパクトの次の三冠馬ですね。

 

  

 

 日経平均株価が2011年にほぼ底でしたから、この回復も、もちろん関係はありますよ。

 でも、株価が低迷して皆が暗くなっていた時期に、夢があるじゃないですか。

 その後も、フランスの凱旋門賞で、ディープインパクトですらできなかった連対を、

 2年連続で達成するって、すごくないですか?

 

 さらに、2011年の東日本大震災直後、ドバイワールドカップで日本馬がワンツーします。

 これも、日本は大丈夫だ!と思わせませんか?

 

 「そんなのたまたまだよ。」「勝ち馬なんか、どうやって作るんだよ。」

 ごもっともです。勝ち馬は作れません。

 でも、負ける馬は作れます。勝たなければいいんです。

 

 例外はありますが、三冠馬誕生と翌年の売得金額は関係があるように見えます。

 

 ではまた。