お金の使い方について、ここ最近でずいぶんと考え方が変わってきました。
日常的な買い物も含め、特に仕事関係の支払いで想うのが、
この金額を支払うことで、次に回収のチャンス(拡大する道筋)があるか
ということ。
例えばワークショップや企業研修に人件費をかけるにあたり、
・金額に見合った働きをしてもらえるか
・その人を入れることで現場にどのようなメリットがあるか
はもちろん、若手に仕事を振る場合などは、多少身銭を切ったとしても彼らの成長や当社にとっての人材育成に繋がるかなど、先行投資としての視点も持つようになりました。
目先の利益や自分の損得だけを考えていたら、とてもじゃないけど「若手のための先行投資」なんてできません。
まぁやったとしても、それが報われる確率なんて相当低いだろうし、投資が無駄になることなど日常茶飯事なんでしょうけどね。
自分の中で具体的な「投資」としてのお金の使い方の基本がわかってきたのが本当にここ最近で、そうなってくると不思議と、思い切って使うこともまた恐くなくなる、という現象が起きました。
私利私欲ではなく、事業拡大のため(=他者貢献のため)という大義があることで、失敗することがあまり恐くなくなるんですね、なぜか。
人って多分、自分のためにお金を抱え込もうとすればするほど、失うことが恐くなるんだろうなーって思いました。
景氣よくいこうぜ。
実は今度、頼まれた企業研修ワークショップにアシスタントとして若手を連れて行く予定なのですが、この先も手伝ってもらいたいなぁと思える子何人かに同時に声をかけました。
全員、俳優や声優やVチューバーなどの表現者志望。
声をかけた理由としては、現時点での実力というより
・人として信頼できる(あいさつ、目上へのマナーなど)
・大人として常識的なふるまいができる(空気が読める)
・「俳優の卵なんです」と紹介した時「なるほど」と周囲が納得できる華やオーラがある
の三点でした。
他にもまぁ、サポートができそうとかキャラが明るいとか色々ありますが、まずは実力以前に「人としてきちんとしている=信頼できる」ことが何より大きいと氣付きました。
考えたら当たり前なんだけどね。
変な人を連れていって恥かくのも、素敵な人を連れて行って評価が上がるのも私だし。w
何より、適正な人選をすることで参加者さんたちのパフォーマンスも変わるだろうと思ったら、やはりここは、きちんとポイントを押さえて選ぶ必要があるなと判断しました。
まだ選考途中ですが、今のところ選考資料を提出してくれた二人に関してはどちらも連れて行ってあげたいと思ってる。
何がやりたいか? はもちろん人それぞれながら、なるべく「あなたに仕事を頼みたい」と思ってもらえる若手でいたいよね。信頼されてさえいれば、この子のために動いてあげようってこの先いくらでも思ってもらえるから。
さて今回はどうなることやら。
経営者たるもの目先の利益に踊らされることなく、長い目で見て人を育てる先行投資を心がけ、なるべく悔いのないお金の使い方をしたいものですね。