ここ数日、インフルエンサーの方々が「経済の崩壊が始まっている」「これから世界はとんでもないことになっていく」という趣旨の発信をされているのを立て続けに目にした。

 

コロナを皮切りに、世界(というかわたしたち全員)が益々重要な局面を迎えていることは確かで、特に何かの情報を持っているわけではないわたしとて、漠然とではあるものの、恐らく今後、今まで経験したことのない混乱状態に突入してゆくのだろうな、という気はしている。

 

 

株をやっているわけでも大きな資産を持っているわけでもなく、会社に属してもいないため社会的にほぼ守られていない野良犬同然のわたしには、世界経済に大打撃と与えたと言われる「リーマンショック」のショックさえ実質的には一片も感じられなかったし、経済破綻や金融崩壊というのがどの程度大変なものなのかは想像もつかないのだが、彼ら曰く「相当ヤバい」らしい。

 

 

ただ、どんなに想像力を働かせてみても、やっぱりこの「経済崩壊」のヤバさというのが個人的にはピンと来ず、そもそも守るべき資産を築けていない時点でそこはもうどっちにしてもお手上げな気がするので特に手の打ちようもなく、メガネ氏共々、「粛々と日々を送るしかないよね」という結論に至った。真顔

 

 

 

それでも、目にした発信の中でいくつか、これは抑えておいた方が良いだろうなと感じたこともあった。

 

例えば、

 

 

脱都会

②食料、水、必要雑貨等の備蓄

③自給自足、またはそれに近い状況を確保するためのネットワーク作り

 

 

などだ。

 

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ボケッとしてる場合じゃないけど木瓜の花が綺麗でした。

 

 

気になった上記の三点について、わたしなりの見解を述べる。

 

(あくまで個人的な考えなので強制する気はゼロっす)

 

 

まず、

 

①脱都会

 

については、そもそもコロナショック以前に、(自分も含めて)東京に人口集中しすぎだろと常々思っていたので今に始まったことでもないのだが、今後、物資や食料の不足、物流の停滞などが起きた場合、要らぬ争いや買い占めなどを起こさない意味でも、地方に人が分散した方がリスクが低いかとは思う。

 

とはいえ田舎に何のツテもなかったり、都会暮らしが性に合っているという人も大勢いるだろうから、わたしたちのように実家が地方にあるとか、移住しても仕事を続けられる状況にある、という方々から少しずつ、地方移住を視野に入れても良いのかな、くらいに思っている。

 

因みに我が家は今すぐではないものの、わたしの実家がある滋賀か、どこかピンとくる場所があれば地方に移住する方向で考えてはいます。

 

 

②食料、水、必要雑貨等の備蓄

 

食料、水をはじめとする物資の不足。

 

これは、今後経済が回らなくなってきた時に当然起こりうることである。コロナショックによるデマ発端のトイレットペーパー騒動を見ても、平和ボケしたわたしたちがいかに「物がない」という状況に慣れていないかがよく解るし、「買い占め」という切ない行為を減らすためにも、ある程度の備蓄をしておくことは必要だと思う。

 

ただ、いつぞやの台風前にも、スーパー・コンビニからパンやカップ麺をはじめ、レトルト、冷凍食品等が軒並み姿を消すという事態が起きたが、もっと長期的に、企業による商品供給そのものが困難になった時、果たして、

 

お金を出して買えるものを今から沢山買っておくことが最善の策なのか?

 

という疑問がわく。

 

 

お金を使うことがダメだという話ではなく、「経済が回らなくなった時の対処法」として、「お金で買えるものを今のうちに買いだめしておく」というのが、個人的には対処療法的だと感じる。

 

 

で、メガネ氏と話し合い、我が家が勧めようと考えたのは、

 

 

水・米・味噌・糠床・乾物・小麦粉・基本調味料の備蓄と、

肉の塩漬け、ぬか漬けの真空保存、

野菜の酢漬け保存、フルーツをジャムとして保存

 

 

など。

 

 

 

もちろん何ひとつ既製品を買わないというわけではなく、必要なものは入手しておきたいが、普段ほぼ食すことのないレトルト食品や冷凍食品を大量に備蓄したとして、例えば「出歩けない」みたいな緊急事態の中、

 

それらを食べて元気になれるか? 

活力がみなぎるか? 

 

と考えたら、うーんと思ってしまった。

 

 

各家庭の方針や好みもあるだろうが、うちの場合は

 

 

発酵をベースとした日本食の保存方法を基本として、なるべく「手作り」できる状態を整えたうえで、野菜などの素材を都度購入する形で備蓄

 

 

という形に落ち着いた。

 

どこまでこれが可能かは解らないが、万が一経済流通がストップした場合でも、スーパーで加工品を買うよりは、農家さんから野菜を購入する方が現実的な気がしたので。

 

 

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リンゴをひとつ、くださんし。

 

 

ラスト、

 

自給自足、またはそれに近い状況を確保するためのネットワーク作り

 

これは一朝一夕にはいかないが、今後もしかしたらお金に代わるほどの重要な価値を持つのではないかと個人的には思っている。

 

都会に暮らしながら畑を持つというのは簡単ではないが、まずは小さな鉢植えで小葱やハーブを育ててみるなど、出来ることから始めてみるといいかもしれない。

 

 

 

つらつら書いたが、わたしは「手作り」とか「野菜を育てる」みたいなことに一切興味がないので、提案するだけで実行部隊は専ら夫だが、彼は無類の植物好きで発酵食・常在菌マニアなため、分担が出来ていて楽ではある。

 

 

とにかく、誰にも先が見通せない混沌としたこの時期に大切だと感じるのは、

 

 

★まずは焦らず深呼吸。

★やれることから、粛々と。

★どんな時でも「恐れ」ではなく「愛」を選択。

 

 

いろんな情報が錯綜するし、影響力のある人の言葉は時に「真実」として迫ってくるものだけれど、それでもそれに煽られて自分を見失うことなく、最終的には自分で考えて決めるということを徹底してやっていくことが重要だ。

 

そうしなければ意味がない。

 

一見危機的に見えるこの状況についてわたしは、

 

 

いつからか思考停止し、無意識に「誰かから正解をもらおう」とする受け身の姿勢で生きてきたばかりか、自分で決めることを放棄しているが故に、起きることのすべてを誰かのせいにして責任逃れをする癖がついているわたしたちの目を覚まさせるため

 

 

に起きてると思っているので、とにかく誰の何を読んでも、聞いても、(このブログも同じ)

 

自分で考えて、決める

 

ということをみんなが思い出せたらいいなと思う。

 

 

コロナショックによる怒涛の潮流を、少し落ち着いた状態で眺め始めて数日。自分に起きた変化についてもまた書きます。