「エンカのチカラ」を聴いて衝撃を受け、今更ながら、その凄さの秘密を解き明かしたいと思った美空ひばりさん。
曖昧な感覚でしか言葉に出来ないなぁと思っていたら、知り合いの方がこんなサイトを教えてくださった。
なんと、美空ひばりさんをはじめ、吉田美和さん、宇多田ヒカルさん、MISIAさんなど、一部の歌手の方たちの声が、この「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」の周波数なんだとか!





オラがやるまでもなく、
秘密、解明されてた!!





炎のゆらぎや人間の心拍数の間隔、蛍の光り方と同じ周波数で歌ってるって、そりゃあ凄いわな!
当然のごとく生物である我々人間にも快適周波数のメリットがあり、癒し効果の他、活力が湧いたり鬱の改善にも効力を発揮するらしい。
恐るべしヒーリングサウンド!!!
こんな科学的根拠がある事など微塵も知らなかったが、超納得。
そしてここからは更に、その上でわたしが感覚的に感じた、ひばり節の物凄さというものを分析してみる。
今から約11年前、あたまがスパークしてひと月半ほど精神病院の閉鎖病棟にお世話になった時、脳内スパーク状態で街をうろつきまわっていたプチデンジャーなわたしは、身体を持って(ギリギリ)生きている現実世界と並行し、神さまの部屋みたいなところから、この世界の成り立ちを図解しつつ眺めるもう一つの意識を持った状態でいた。
その時、頭の中の声(神さま的な人)から
「この世の物は全て数字で表すことができる」
と教えてもらい、見るものすべてに、映画マトリックスに出てくるデジタル文字みたいな数字が張り付いているのを見ていた。
それをふと思い出したんだが、ひばりさんの歌を聴いていると、先程の周波数とは別に、歌に込められた愛(エネルギー)の総量みたいなものがとんでもない数値なんじゃないかという気がした。
わたしが頭の中の声に教えてもらったのは、いわゆる周波数、振動数の事かと思うんだが、勿論それもあるとして、
愛というエネルギーの総量、
エネルギーの純度の高さ、
心を通り越えて魂から表現されている深度の深さ、
それらを実際に数値化できたとしたら、恐らく他の歌手の方々の比ではないのだろう、と。
そしてこの複合的な数字の合算量が、魂の奥深くにまで染み渡る理由なのではないかと推測する。
子どもの頃から鍛え上げられたスキルも、
天性の声色も、
情感も情緒も、
歌の世界を読み解く能力も、
類稀なる表現力も、
ひばりさんの場合はすべて、本当にすべてを、
自分が上手く歌うためではなく、歌を通じて聴き手に愛を届けるために
使われている…というより、捧げられているように感じる。
更に、彼女の歌を聴いていると、「献身」という文字が浮かぶ。
犠牲とか、そういうネガティブな意味合いではなく、歌のために生き歌のために尽きたと言っても過言ではないその半生から、徹底的に「魂に刻んできた使命」を全うされたんだな、という点で、激しく深く感動を覚えるのだ。
魂の深いところから表現される歌だからこそ、聴き手であるわたしたちの深いところにまで、まるで浸水するかのようにその愛が染み込んでゆくのだろう。
勿論、他にも素晴らしい歌手の方々は沢山いるが、すべてを捧げる覚悟の決め方、そしてあれだけのスターでありながら、他者の歌を歌うと途端に本人の影が消え「歌の世界」が前面に押し出される程の自分(自我)の消し方、世界観を優先してとことん裏方に徹する潔さがもう、やっぱり圧倒的に宇宙規模なんだな、と思わされた。
まさか科学的な裏付けがあるとは思わなかったが、それにプラスして感じたわたしのひばり論はそんな感じだ。
これが的を得ているかどうかはともかく、彼女が歌というものに並々ならぬ愛を注ぎ続けてきたことは紛れも無い事実で、歌手ではないがわたしも一人の人間として、生き方や在り方を深く考えさせられるキッカケになった。
ツールが何であれ、表現にはその人の内側すべてが透けて見える。
捧げ尽くす覚悟を持てた時、その人の表現は時空や次元、ひいては地球をもアッサリ超えてゆくのだろう。
ここでひばりショックを食らったわたしもまた、時空を超えて彼女のエネルギーに感電した一人。感謝して、自分が目指す地平を今一度見直すことにする。
ひばりさん、改めて凄い方だ。