アニメ映画、「メアリと魔女の花」を見た。

 

シンプルなストーリーで、主人公のメアリも、ジブリで言うナウシカやサンのようなハイスペック美女じゃなかったので感情移入しやすく、新鮮な気持ちで楽しく見れた。

 

 

が、

 

 

キャストをのきなみ豪華俳優陣で固めるその戦略、どうよ?

 

 

と思った。どうよ? っていうか、「ねぇだろ」と。

 

 

もうね、全員売れっ子っていうか、声聴いてすぐに誰だかわかっちゃうレベルの人気俳優さんなもんで、役より前に声を当ててる本人の顔がサブリミナルみたいにチラついちゃって話に入り込みづらいことこのうえない!!

 

 

特にやめて欲しいのが、メアリのBFピーター役の神木隆之介くんの起用。

 

 

まださ、まだね、わたしの中では「君の名は。」の瀧くんが鮮烈に残ってるわけ!!終わってないわけ、もうすぐDVDも出るし!

 

 

神木君の技量云々の話では全くなくて、ひとつのアニメで主役をやって大当たりした俳優さんを、すぐさま次に使いまわす作り手側の怠慢、守りの姿勢、工夫の無さ、あからさまな宣伝・集客の狙い方、がもうね、ほんっっっとムカついた。

 

 

これだけの豪華俳優陣をキャストで揃えたんだからいいよね?っていう、透けて見えるその浅さが嫌。

 

作品は良いのに、面白いのに、キャラクターを演じる俳優陣の元来の個性が強すぎて、しかもそれがメインキャスト全員分だから話に入り込むのにひと苦労。

 

 

どういう狙いか知らないけど、わたしは観客ナメてんのかな?って思っちゃった。有名人使ってるんだからいいだろ、みたく。

 

 

いや良くねえから!!

 

 

 

 

 

 

近年境目が曖昧になってきてるけど、声優と俳優って本来専門分野が違うからね。

 

声優さんが表に出て来ず、顔を出さずにいろんな役を声だけで演じ分けて夢を与えてくれることの意味をないがしろにしないでもらいたい。

 

俳優さんたちはみんな上手だとは思ったけど、いちいち本人の顔がチラつくもんだから、わたしはその都度

 

 

 

達者過ぎるお前らの面影が逆に邪魔だよ!!!

 

 

 

ってツッコミながら見てた。その無駄な葛藤を観客に与えるって、作り手として愛がねぇだろうよって思うね、わたしは。

 

 

映画自体はホントに面白かったの。絵も綺麗だし、ファンタジー感たっぷりで。

 

それ故に、ですわ。

 

 

アニメーターさんとか、絵を描いて一生懸命あれを作ってくれた人たちの為にも、

 

 

余計な情報が入ってこなくて済む、俳優ではない声優を使ってほしい。マジで。

 

 

わたし個人のいち意見だし、他の人が見てどう思うかは知りません。

 

でもこのフラストレーションというかモヤモヤが文章だけでは収まらなかったので、動画でしゃべることにしました。この記事の内容に賛同した方は、ぜひ動画もご覧ください。暑苦しく吠えてます滝汗

 

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幼い頃からアニメを見まくって多くの声優さんに夢をもらった身としては、近年多く見られる声優業界への俳優陣の無作法ななだれ込み現象が許せないのです。

 

声で演じるプロだからこそ描ける夢の世界、アニメという不可侵領域に、生身勝負の俳優陣が土足で食い込むような真似は止めてほしいと切に思います。