生理のせいかメンタル面が絶不調で、一昨日の夜、久々に深夜の絶叫ランニングに駆け出したい衝動に駆られた。
100パー通報されるから我慢したが、マジで気が狂いそうだった。
自由にお金を使えないことが、
好きじゃない街に暮らしてることが、
好きな時に旅行に行けないことが、
好きじゃないことを好きなフリして続けてることが、
お金の心配をしなきゃいけないことが、
親孝行ひとつできないことが、
優しいメガネに感謝できないことが、
欲しいと思う気持ちにブレーキをかけなきゃいけないことが、
足音を気にして歩かなきゃいけないことが、
排水溝にすぐ髪の毛が溜まることが、
隣の家からへたくそな歌が大音量で聞こえてくることが、
猫が夜中に走り回ることが、
欲しい物を買った後すぐに「メガネに悪いな」と思っちゃうことが、
ワードの起動が遅いことが、
好きかわからないことを「頑張らなきゃ」と思ってることが、
生活を変えるにはまだまだ頑張らなきゃいけないことが、
辛すぎて辛すぎてもう、端的に言えば人間辞めて沼に帰りたいと思った。
ん~、やっぱ生き辛ぇな、人間界…
たまに来るこういう波の、一昨日は超大波で。

乗りこなせなくて、落ちて溺れて水飲んで、気付いたらボロボロ泣いてたけど全然気持ちが落ち着かなくて自分の求めてるものもわからなくて、吐きそうになりながら嗚咽して最後に絞り出た言葉が、
もう何も頑張りたくない
だった。
理想とはほど遠い今の生活スタイルから抜け出したくない理由が、この「頑張りたくない」なんだろう。
何かを始めたり本気になったりして、忙しくなってもっともっと「頑張らなきゃ」いけなくなることが嫌なのだ。
何しろ以前、頑張り過ぎて強制終了がかかり病院にまで入ってる。忙殺されてたあの時期のしんどさを思ったら、やりたいことがうまくいったり軌道に乗っていくことに、果てしない恐れがある。
だったら今のままでいい。
いろいろ満たされないものはあれど、あのしんどさよりはマシだから。
と思ってるっぽい、どうやら。
ついつい頑張り過ぎてしまうわたしは、自分がしんどかったり辛い時、人と比べて「あの人に比べたらまだまだ…」とハッパをかけて自分を追い込む癖がある。人なんか知ったこっちゃないのに、わたしの辛さなんかまだまだ…と自分に鞭打ってしまう。
もう、自分でも嫌になるくらい、力を抜くことが壊滅的にへたくそ。

そんなわたしだから、頑張り出したらキリがなくて、そうなることが恐くて、 「成功する」ってことに腹をくくれない。
イコールそれは、頑張り続けることでしょうって思ってるから。頑張りたくないから。
いつもなら、潜って潜って自分の本音を拾えるのに、一昨日はしんど過ぎてそれすら出来なかった。
頭に浮かぶ考えは星の数ほどあれど、揺るがないのは
もう何も頑張りたくない
という一点だけ。
がんばる、というのは素敵な状態ではないのだろう。これほど消耗して疲れるということは。
周りに自然もない今の家で、自由に旅行にも行けないわたしのストレスの原因は、多分自然不足にもある。お風呂に浸かると塩素で体がひりひりする東京のお水も嫌。それを唐突に「東京嫌や。田舎にひっこみたい」という雑なまとめにして、眠る直前のメガネ氏に投げた。「う~ん…」と言いながら、それについて特に言及することもなく、先に寝息を立て始めたメガネ氏。
わたしの渾身のSOSをうやむやにされが気がして(←すげー独りよがりな発想)、そこからムカついて眠れなくなり、真っ暗なリビングで暴れるという奇行が始まった。暗視カメラで見られてたら、確実にホラーだったと思う。我ながら、お化けも引くほどの不気味さ



小一時間のたうち回りながら、あたまのなかでは
何もしたくない
誰にも会いたくない
消えてなくなりたい
人の役になんか立てない
苦しい
しんどい
かなしい
息苦しい
こんなところに生きてたくない
永遠に消滅したい
誰の顔色も読みたくない
頑張りたくない
もう一回病院に帰りたい

とか思ってた。精神病院の中は、わたしにとっては「人生の休憩所」だった。大手を振って、正式に休めるというお墨付きをもらえた。誰にも遠慮せず人生の正規ルートから外れて、頑張ったり思い悩んだりしなくて済んだ期間。
例えコマを進めることが出来なくても、そこに帰りたいと思うくらい、何をそんなに疲れてるんだろう?と冷静な自分もいる一方、どこまでもひとりよがりに被害者面で悲しみの沼に沈みたいわたしがいたから、沈んどいた。
マラソンに出るか今すぐ絶叫するかしないと、体の中の渦巻くネガティブエネルギーに圧殺されそうだったけど、寒いのは嫌だしメガネを恐がらせるのもしのびないから、静かに絶叫して(笑)どうにか人間意識をキープ。もう少しで満月の夜の悟空みたいにサルの化け物になるところだった。全く眠くなかったしイライラが少しも収まってなかったが、寝るしかないのでベッドに戻る。「お腹痛かったら起こしや」と言ってくれてたメガネの言葉を思い出し、大してお腹は痛くもなかったけど、「お腹痛い」と連続してうめき、メガネ氏を起こす。
薬飲む?と聞いてくれるメガネ氏に「いらん」と答え、しばらくお腹をさすってもらって、ふて寝した。
うん、ほんと我ながらくそ嫁って解ってるけどどうにもならなかったから!!!
生理ってすごい。体だけじゃなく心のなかまで大掃除しようとする。迷惑だけど、必要なことなんだろうとも思う。
つづく。