ベクトラだったりカバリエだったり。 | いまたんのブログ「おちょけごころ。」

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日本の中心あたりから痛車乗りがミニ四駆やったり、メタルを聴いたり、あれこれとおちょけ(=悪ふざけ)た感じでやっとります。

多分にボケたがります。多分に草はやします。

画像は自前のときもあれば、そうでないときもあり。ちょいと黙っててどうぞ。

HKSが輸入したボクスホール・カバリエですよ。
発音によってヴォクソールとかいろいろ呼ばれますが(汗








イギリスBTCCで激速だったのでHKSが輸入・採用したんですが、荒れたイギリスのサーキット路面と整地された日本のそれとではサスペンションセッティングが車高を含めて大きく変わるため、苦労していたようです。
実際、同じくBTCCからコロナを持ってきたトムスも「日本用」に車高を下げたうえで、フロントサスペンションを新たに製作するはめになっていたそうです。











サーキットにより右ハンドル・左ハンドルを使い分けるために「ボクスホール・カバリエ」と「オペル・ベクトラ」を登録して使い分けたり色々試したものの、結果は出ず…。














マシン製作について興味深い記事が、このレーシングオンに載ってます。
ロールケージを組む際、日本ではパイプの先に当て板をしてボルトオン固定するだけなのに対し、ボクスホール・カバリエでは低重心化のためにフロア上にあるサイドシル強化用ボックス(ドア開口部の一段高い部分)に穴を開けてフロアにまで貫通させてから溶接している…など、興味深い組み方をしているんです。











一例として国産某車の画像を挙げますと、これは室内からドア側を見る方向ですが、このようにフロアにあるボックスを避けたかたちでメインフープが溶接されているんですよね。そうすると、片側でパイプ一本分ずつ横方向に狭くなる。
そうするとロール方向への入力に対しての剛性が少しではありますが損なわれるので、カバリエでは奥のボックスにメインフープのパイプが入る径の穴を開けたうえで、フロアとボックス両面に溶接をしている、ということなんです。





これがそのボクスホール・カバリエの画像なんですが、ドアギリギリまでメインフープやピラーバー、サイドクロスバーが迫って いるのがわかりますよね。
でも…ここまでやってもBTCCでは強かったのに。




JTCCでは勝てなかったんだよなぁ。