都営大江戸線の終着駅、光が丘にはるばる行ってきた。グランドピアノのあるスタジオがそこにあったからだ。
光が丘はマンションと緑に溢れており、新興住宅街だそうである。若者が多く、燦然たる日差しの中、半袖姿のカップルや親子連れが、整備された通りのあちらこちらで賑やかに戯れていた。広い公園が駅の近くにあり、その風景はまるで外国の休日さながらであった。図書館や美術館、体育館もあるらしかった。
晴れた日にまた歩きに行きたい。



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三島由紀夫の「仮面の告白」を読み終えた。
ずいぶん難解な本だった。特に主人公の心情を理解することにかけては限界があった。どうしても越えられない線があった。
また他の作品と同様に、文章は比喩に満ち、内容は美しく深遠であり、読み終えて解放されてみると、それは悲劇的な詩のようであった。
とりわけ印象に残った言葉、


人の目に私の演技だと映るものが私にとっては本質に還ろうとする要求の表われであり、人の目に自然な私と映るものこそ私の演技である

悪魔的なものとは、すべての人のなかに生れつき、自己の外へ、自己を越え、人を無限なるものへ駆りたてる不安定のことである。そしてそれは、あたかも自然が、その過去の混沌のなかから、ある除くべからざる不安定の部分をわれわれの魂に残しでもしたかのようであって、その不安定の部分が緊迫をもたらし、超人間的、超感覚的要素へ還元せんとするのである。


それから、冒頭に引用されていたドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」の中の長男の文句。作品を読み終えて見返してみると、見事に辻褄が合っていることに気付いて慄然とした。




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夕方、京橋のブリヂストン美術館に行った。「印象派はお好きですか?」という題目のコレクション展。
印象派を中心に、ポスト印象派から20世紀の絵画、抽象絵画、19世紀以前の絵画、日本の西洋絵画、あるいはロダンの彫刻といった具合に、実にさまざまな約180点が展示されてあった。
1時間半では周りきれなかった。
ボナールやマティスの他に、黒田清輝、藤島武二といった日本人の西洋絵画も印象に残った。


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