Anoter stories 4th season -8ページ目

Anoter stories 4th season

戀の結び目。私の部屋においで,,,

 

 

 

白衣を脱いだら見た目の権威もなにもない。

 

 

 

彼女は起きていないようだ。

 

ベット越しに座り、話しかける。

 

今日の出来事や気になった患者のこと

 

いま世の中で起きてること

 

 

 

 

 

 

 

 

人と電話で話しているとき、電波が悪くて切れてしまうことがある

 

そんなとき、普通の人なら気づくだろうか?

 

私は気がつかないで一人、2-3分話しっぱなしの時があるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ベットの横で私は一人で話している

 

何時間も、何時間も,,,

 

そんな一人上手のようにしている自分も、私自身なのです。

 

 

 

気がつくと窓の向こうの空が黒から白に変わろうとしていた。

 

 

 

ベットを覆うカーテンの向こうで患者が起きる気配を感じた。

 

慌てて白衣を着直して、何事もなかったように病室をでた。

 

少し心臓がドキドキしながら。

 

 

 

 

 

 

彼女のベット横で話しかける日が数日続いたのです。

 

 

 

 

 

 

つづく,,,