政治系YouTube番組の老舗、チャンネル桜の水島総社長が「消費税0政策では、れいわ新選組と共闘する」というような発言をしたらしい。その場面がどこなのか、よく分からないので観ていないが、どうもそのようである。
保守である水島社長が、なんと極左(と言われている)れいわ新選組と組むなんてことは、一頃の昔の時代では全く考えられない事態である。こういった出来事にも、新時代の息吹というものを微かに感じることが出来る。
右翼や左翼というカテゴリーに分けるやり方は、未だに歴然と存在こそしているが、この今の時代ではこのような分け方は、急速に無意味化の方向へ行っている。
イデオロギーなんてものは、実のところ、その深い意味は持たなく、ただの人々の争いの元になるだけである。
寧ろ、あらゆるイデオロギーとは、世界の人々同士を争わせる為に、上の者(ディープステート)から、意図的に与えられたものではないだろうか。
イデオロギーなんかに心を惑わされていれば、ディープステートの思う壺である。
また、このところ水島社長は立憲民主党の原口一博議員とも親交を深め、チャンネル桜の長時間の討論番組に、何度も原口議員をパネリストとして招いている。
原口議員の所属する立憲民主党も、右か左かと言えば、明らかに左と言われる。自民党という偽善・保守とも全然違う。
時代が求めているのは、古いイデオロギーなんてものではない。
言ってみれば、人間的かどうかであり、その人の考え方や感覚が、人間か非人間かという一点になろう。
水島社長は、いつか分からないが、非常に大事であるこの一点に大きく気付いた。
だから右も左も関係のない、考え方や政策さえ同じであれば超党派で協力してゆく、と述べているのだ。
人間精神の美しいこと!
このような視点、感覚が全く分からない人というのは、実に困った人であり、この水島社長とはどうしても相容れないことだろう。
大きな目覚めとは、こういう考えや感覚が分かるかどうかでもある。
反ワクチンを唱えているから、反グローバリズムを唱えているから、とか、それだけで精神が覚醒しているとは必ずしも言えない。飽くまでも、その人の判断材料のたった一つや二つにしかならない。
この社会には、どんなところにも、右も左も、善人も悪人も、混ざって存在しているのだ。
あなたの隣にいる人の、そのイデオロギーが譬え自分とは真逆であっても、そこに人間的なものがあるかどうか次第で、同じ思いで共闘するというのも、十分にアリではないだろうか。