物事や人物の深い本質や真実を見抜け | 新時代思考記

新時代思考記

令和の時代も考え続けます!

右翼とか左翼、保守とかリベラル、このような分け方や分類が日本でも昔からなされるが、最早今の時代、そういうことでは全然ないのではないか。

 

そういった(右翼・左翼・保守・リベラルなど)の政治思想や考え方というのは、明らかに何者かが、多くの人々同士を対立させ、喧嘩させる為に作ったものだろう。

 

従って、実を言うと、右翼にも左翼にも保守にもリベラルにも、善人と悪人は混ざって存在しているのであって、何かの政党には悪人が全く存在しないというような話は聞いたことがない。単純に世界認識をするには、政治思想の云々とかいう話ではないことが次第に分かってくる。

善い人も悪い人も、この広い世界にはどちらにも、どこの場所にも居る、というのが私の基本的考え方である。

 

今の世の中の混乱ぶりの根源を、きちんと整理したいものだ。

 

どのように頭の中を整理すればよいかというと、従来のように政治的立場や思想・考え方などにより自分の敵か味方かを見分けるのではなく、人間には善人と悪人という2種類が存在している、というこの世界の紛れもない事実や真理を、自分が納得出来るまで理解する作業を行なうことだ。

この事実について本当に身に沁みて分かれば、淀んで曇っていた世界認識が、まるで霧の晴れたように理解が進むだろう。

だから究極的に言えば、極右にも極左にも勿論のこと善人の存在は居て、逆も然り、そういう善い人間が譬え極右政策や極左政策を押し進めても、別に危険だとは特に思わず、それはそれで良いようにも私は感じている。

我々が気を引き締めて注意しなければならないのは、寧ろ、言葉巧みに当たり障りのないことばかりべらべら言っている、口の巧い人間の存在である。

 

こういった悪人は嘘をどれだけ吐いても、罪悪感が全く無い為に、悪いとも何とも思わない。とんでもないことを平気で言うし行なうし、また上手に分からないよう隠してしまうことも、いとも簡単に行なってしまう。しかも、それが非常に巧妙な手口なのだ。

 

ニュース・コメンテーターの多くやYouTubeのニュース解説者の多くまでもが、実はこれらの認識には至っておらず、未だに右翼と左翼などに分ける「二元論」という古い考えしか持っていない人たちが見受けられる。

 

保守とは、そんなにも素晴らしい思想だろうか。

保守という政策の良し悪しも大事にはなるが、一体どのような人が、誰が、その政策を率先して行なっているのか、そのことの方がもっと大事である。

 

地球上の全てのあらゆる場所には善人も悪人も混ざって存在し、そういう基本構造の中に、我々の生活が成り立っていることを決して忘れないようにしたい。

そして戦わずして勝つ、ということが可能になる時代に、既に入ってきている。