オアシス、(WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY? | 新時代思考記

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令和の時代も考え続けます!

オアシス「(WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY?」(1995年)という作品。

1995年頃から2000年代くらいまでの当時の時代を象徴し、音として表現されたと私が勝手に思っている名作である。

もう現在のこの世界状況を鑑みるに、この音は、完全に過去の遺物と化してしまった気がする。

今の世間のおいて気怠い感じは、もう無いのではないか?

 

気怠いというような、そのような軽い精神状態ではなく、もっと激烈に人々は嘆き、悩み、苦しみ、恐怖し、絶望している。或いはその正反対に、この時代と人生を大いに楽しんでいる存在も少なからず居ると思う。

 

時代がこれから先に進むにつれ、次第に自分が暗く成り行くと予感している人と、次第に自分の目の前の視界が明るく澄んでくると確信している人との格差は、益々顕著になってゆくだろう。

もう既にだいぶ分かれてしまっている傾向にあり、そのスピードは、今後更にアップしてゆくことを言っておきたい。

 

時間の経過により、絶望へと向かう人は旧体制のしがらみと共に沈みゆき、逆に、希望のある人は新体制の輝きと共に台頭してゆく。

そんな風な全体イメージしか、私には最近浮かばない。

 

いつもこのオアシスのこのアルバムを聴く度に、オアシスの音は、2023年現在のような激烈な時代のやってくる、嵐の前の気怠さだったのだ、ということを想う。

(全12曲収録)