林真理子「成熟スイッチ」(2022年)という新書を読み終えた。
有名作家の林真理子を読むのは、今回が初めてだった。
林氏はもっと庶民的な人かと勝手に想像していたが、残念なことに全然であり、名立たる作家や芸能人との広い交友関係、世界中の観光地を旅するのが好き、高級料理が好き、などと行動から考え方まで豪華絢爛、実はあちら側の人ではないか。
どちらでもいいのだけれども、イメージとは随分と違ったことが意外だった。
文章は当然のことだが上手く、読み易かった。
タイトルの「成熟スイッチ」とは、興味そそる面白い名前だが、成熟に至るスイッチ、という意味らしい。
我々の生活の中の至る所に存在し、また、心掛け一つ一つにもあるスイッチ、それらをONにしなければ成熟しないというテーマ。
時間掛からずに楽しく読めた。
全182ぺージ。