五十嵐貴久「Fake」(2004年)という文庫を読了した。五十嵐作品は、これで初めて読んだことになる。とても読み易く、楽しく読めた。ただ最後のトリックに関しては、余りに込み入り過ぎて現実的ではないとは思ってしまった。
緊張と弛緩の繰り返すスリリングな展開を味わえる小説だった。また五十嵐作品を読みたい。
全580頁程で、ちょっとだけ分厚い本になる。
現代の学校教育なんて、殆ど意味のないことにそろそろみんな気付いた方がいい。
言ってしまえば学校なんぞ、この社会システムの中で、御上に忠実な奴隷を作り上げている機関に過ぎない。
偏差値がどうだとか、人は必死に言うけれども、馬鹿の度合いを競ってどうする?
今の教育は、生きる術ではない。
しかし、魂は生きる術を既に知っている。だから魂に聞け。