村上龍、すべての男は消耗品である | 新時代思考記

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村上龍「すべての男は消耗品である」(1987年)という作品をこれから読む。かなり古い作品だが、文庫で手に入れた。このシリーズはvol.13くらいまであるらしい(とても長いね)。この作品はタイトルにこそ記載がないのだが、vol.1というシリーズの一番最初のものらしい。

 

昔、村上龍の「トパーズ」という作品を読んだことがあった。性的な表現が凄かったと記憶する。そんなことからも、この「すべての男は消耗品である」という作品にも性的なことが多分に含まれていると予想する。或る意味とても面白そうなのだが、或る意味不快にも思うかもしれないという心配もある。昔読んだ「トパーズ」が余り面白くなかったからだ。温かみのある性的表現であれば良しなのだが、何か錯綜しているような?性倒錯しているような?感じで痛々しいというか、悪印象しかなかった。

 

他の村上龍作品では、7年程前の時の勤務先の方が大の村上龍ファンで、「愛と幻想のファシズム」という小説が「とっても面白いよ」と教えて下さり、その方から文庫2冊を借りて読んでみると、確かに夢のようなものがその小説の中にふんだんにあって、とても面白かったのを明確に記憶している。こういう壮大なる夢物語を期待し、今も村上龍「すべての男は消耗品である」の作品を、期待を込めて読もうとしているところなのだった。どうやら、だいぶ外れそうだが(笑)。