ローリング・ストーンズ、優れた人材 | 新時代思考記

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令和の時代も考え続けます!

今日の一枚はこれ!ローリング・ストーンズ「メインストリートのならず者」(1972年)という名作アルバム。このアルバムに入っているどれもこれもは超有名ではないのかもしれないが、優れた名曲であることは確かだと思う。選ぶのは非常に難しいことだが、このアルバムがストーンズ最高のアルバムだというのが、巷での評価だ。その評価も全然外れていないと私は思う。だって、実際聴いてみると確かにいいアルバムだ。1枚のCDの18曲目まで、これまで何回通して繰り返し聴いてきても、楽しい感覚は薄れない。いつまでも所持していたい1枚である。

 

 

読書は今、石原慎太郎&曽野綾子「死という最後の未来」(幻冬舎、2020年)という単行本を読んでいる。日本を代表するような大家。ビッグなお二方による対談本になる。

どのような素晴らしいことを言っているのか、私は気になっていっちょ買ってみたのだが、今のところ大して驚くようなことは話されていない。…というより、このお二方の話が余り噛み合っていない気がするのである。どちらも似たような年齢、老齢であり(1歳だけ曽野氏が上)、どちらも作家という同じ肩書きである。多分、妙なプライドみたいなものがお互い高いから、噛み合わないんじゃないか。対談中に、どちらかが話をリードしているかと思うと、その話を妨害するような感じもあって、読む側とすれば、スムーズに会話が流れていない気がするのだ。政治的主義主張についても然程の違いはないだろうし、似たような趣向だと思うのだが、何故なのかお二人は根本的に合っていない気がする。

 

世の中、特に今は日本の危機の真っ只中にある。これから日本人の割と若くて優れた人物たちが、ぞろぞろと出てくるような気配が私にはある。恐らく…以前から長く日本に良い人材が現れなかったのは、人材が全く居なかったのではない、と実は思っている。出てこれなかったのは、悪い思想からくる複雑な社会構造が原因だと思う。その社会構造に埋もれてしまっていた。その社会構造が壊れれば、どうなるだろう。

石原氏や曽野氏の昔の時代とはまるで違う、新しい時代を担い、日本を代表するような者たちは、そんなに遠くない、これからにおいて、ポンポンと弾けるようにして出てくるものだと私は信じている。