こんにちは、泰三です。
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豊かさを手に入れ、人も豊かにする技術を修得する
『パラレルワールド・メソッド養成講座(仮)』
今冬開催予定
※詳細決まり次第お知らせします
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まだ時差ボケなのかコロナの後遺症なのか、ただ暑苦しいのか、うまく寝れなくなりました。
夜中に目が覚めて熟睡できない。
明け方に眠たくなって昼過ぎまで寝る。
そもそも一日中眠い。
そんなもんだから寝てる時間が多いのです。
そんなとき、野引さんはどうしてるかというと、ぼくを起こしません。
寝たいだけ寝かせときます。
「いつまで寝てんのよ!とかないの?」と聞くと、
「別に寝たいなら寝たらいいじゃん」という。
まあそりゃそうなんだけど、子どもの頃からのクセで、寝てばかりいると親に怒られてたし、授業中も寝てると先生に怒られてたじゃないですか。
そのせいか「就寝以外で寝るのはいけないこと」みたく刷り込まれてんだろうと思う。
なので、うたた寝や二度寝をするときはつい伺いを立ててしまうことがあるのです。
ただ、野引さんも唯一僕を起こしに来るときがある。
自分のおなかが空いたときだ。
ある昼過ぎに目が覚めてボーっとしてると、トントントントン、と階段を駆け上がってくる足音がする。
寝室のフスマをそっと開けて野引さんが入ってくる。
「ねー起きたあ?」
(あ、おなかが空いたんだね……)
で、ぼくが作る。
「ごはんできたよー」とかない。
“ぼくが作る”
材料を切っておいたり米をといだりとか準備してくれてるとかない。
“一からぼくが作る”
先に食べるとかもない。
一緒に食べたいらしい。
ぼくが考えた『美味しそうに食べる人は一生食べる物に困らない法則』というラノベのタイトルみたいな法則があります。
どういう法則かというと、タイトルのまんま、ご飯を美味しそうに食べる人は一生食うに困らないのです。
野引さんはほんと美味しそうに食べる。
だからこの人は食べるのに一生困ることはないと思う。
ぼくは一人のときは料理はあんまり作らなくて、外食やコンビニが多いんだけど、野引さんがいるから作る。
美味しそうに食べる姿をずっと見ていたいから作るんです。
だし、美味しいお店に連れていきたくなる。
だから、野引さんのお腹が空くと嬉しくなるのです。
ほんと美味そうに食べる(笑)
受け取るのが苦手な人って
作ってもらってばかりで申し訳ないとか、
自分も何か手伝わなきゃとか
たまには自分が払わなくちゃとか、
してもらったらお礼を返さなくちゃとか
ごちゃごちゃ考える。
「ここは払います」
「いやいやここは私が!」
「いえいえいいですって」
「いやいやそれでは申し訳ない!」
「いえいえどうかお気遣いなく」
「いやいやダメですダメです!」
(あーもう、めんどくせぇ……)
てなる。ぶぶ漬けかよ。
こっちとしては、喜ばせたいのである。
もっと言うならば、活躍したいのである。
すごいねーて言われたいのである。
なので、そんなこと微塵も考えない野引さんは、ただただ美味しそうに食べてくれるので、おかげでぼくは活躍させてもらってます。
そしてこれからもっと活躍したいので、野引さんには美味しいものをどんどん食べさせたい。
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