一年を過ぎた今でも反響のあるこの記事。まあそれだけぼくの周辺では前者後者論が注目されてるってことでしょう。
 

 
前者後者論については、リブログ先にリンク貼ってるので、ご存じない方はお手数ですが、まずそちらを読んでくださいね。
 
 
さてそれで、リブログ記事に書いてるとおり、ぼくは後者だと思ってたんですよ。
 
いや、はじめは絶対に前者だと思ってたんだけど、身近な人たちから後者と言われ続けるうちに、だんだん後者だと思い込むようになってたんです。
 
で、昨年に自分が後者だったという記事を書いて、えらい反響になったというわけですけども。
 
 
 
あれから一年が経ち
 
 
 
今思うことは
 
 
 
 
 
やっぱ俺、前者じゃねーか
 
 
 
 
てこと。
 
 
そう思ったきっかけは、前者後者鑑定に絶大な支持を得ている彼女の鑑定によるひとこと。
 
 
 
「どうみても前者だと思う」
 
 
 
え、そうなん(´⊙ω⊙`)?
 
 
 
そうかあ……昨年の記事に救われた方もけっこういたみたいなのにね、なんだか二重スパイみたくなって申し訳ないんですけどね。
 
どうやら前者からの後者、
 
からの前者のようです。
 
 
これね、ぼくの体験で言わせてもらうと、自分がうまくいってないときとか、自信を失ってるときに、周りから「あなたは後者だ後者だ」と言われ続けてると、だんだんと後者寄りの行動や言動になっていきます。
(後者の方が劣ってるという意味では決してないからね。関係性は常に50/50ですから。実際のところ、自分が前者か後者かは、ぼくがぼくらしくさえあればどちらでもいいと思ってるから)
 
 
自信喪失してるときって、自分でものを考えられなくなってる状態だからね、言われてみるとそうなのかもと思い込んでいくんです。
 
そうやっていくうちに、自分でどんどん後者スペックを強化していき、やがて自他共に認める後者に仕上がっちゃうわけ。
 
 
ただ、本質そのものが変わるわけではないので、本質と思い込みのあいだに大きな違いがあると、どうしても無理が出てくるんですよ。
 
無理が出るというのは、心がきつくなってくるってこと。後者なんだと観念したときはね、楽になれたと思ったけど、実際にはそんなことはなかった。
 
 
こんなときは、これまでの人生で自分が一番やる気と自信に満ちて活き活きしてたり、仕事や人間関係が良好だったとき、前者と後者どっち寄りのモードだったかを思い出してみるとわかりやすいです。
 
つまり、自分が活き活きしてうまくいってるときのモードが自分の本質。
 
 
ぼくの場合、前者寄りのモードのときがこれまで一番うまくいってるときだったと気づきました。
 
 
んーと、前者スペックの特徴として広域に空間把握できる能力があるんですが、この能力を活かした接客サービスをするのがぼくは得意だったんですよ。
 
 
例えば、
 
これ、移転する前にやってた初代のぼくのお店なんですが
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カッコいい店……(о´∀`о)

コの字型のカウンターに12席。
中央に立ってるのがぼく。
右の壁側に5席。計17席を満席のときでも一人でこなさなきゃいけません。
 
 
で、ちょっと見えにくいんだけど、壁のあちこちにパブミラーを飾ってんのね。
 
パブミラーってこーゆーの。
 
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これ、ただ無造作に飾ってるんじゃなくて、ぼくの店では自分の背後にいるお客様の状況を確認するために、ちゃんと角度を計算して壁の数ヶ所に飾ってたんですよ。
 
 
グラスは空になってないか
 
一人で退屈そうにしてないか
 
冷房で寒そうにしてないか
 
外からお客様が来店しようとしてないか
 
そういったことを、パブミラーに映るお客様の姿を見てチェックします。
 
 
もちろん、目だけでなく耳も使うよ。
 
「カラン」という氷の音の大きさで、お客様のグラスにあとどれくらい酒が残ってるかとか。
 
とにかく、サービスは五感の全部をつかいます。
 
そんな諸々のことをチェックしつつ、かつお客様と会話しながらカクテルと料理を作らなければいけないのですね。
 
コの字カウンターで一人で大勢を接客するって、たくさんのことを同時に考え進めていかんといけないので、きめ細かい空間把握力や緻密さは求められるわけです。
 
でも、こういった能力は、必死に努力して後天的に身につけただけで、本質はやはり後者なのかなと思ったりもしたけど、よその店のサービスマンがやる接客見て、負けたーと思うことがそんなにないので、まあ得意だったのだろうし、そういうのが好きだったんだと思います。
(デカイ口叩いたね。しーらない)
 
 
 
それと、頭真っ白になるってやつね
 
今までで一番神経すり減らした接客は、秋篠宮殿下と紀子さまの接客担当したときとヤ◯ザの団体にサービスしたときだったけど、どちらも緊張はしたけど頭真っ白にはならなかったもの。
 
 
とまあ、こんな感じで、
ぼくがぼくらしくいられるときは、どうやら前者モードのときかもしれないですね。
 
これら以外にも、前者らしき根拠はいくつかあるのだけど、それをこれ以上挙げ連ねても長くなるのでこの辺で。
 
 
というわけで、本質は変わらなくても、思い込みで行動は変わってくるものなんですよね。
 
少なくともぼくはそうだった。
 
 
ちなみに、ダメんずだダメんずだと言われ続けてたら、これまたダメんずになるね(笑)
 
タイガーマスクとおんなじで、「虎だ!虎だ!おまえは虎になるのだ!」と暗示かけられてるようなもの。
 
 
前者後者にしろ、ダメんずにしろ、自分でなんか違うなと思ったら、今までと真逆の環境に身を置いてみるってのは一番効果的だったりするかもしんないね。
 
思い込みってそれほどに力が強いから。
 
 
ネコだって自分のことを犬だと思い込んでたら行動は犬になるんだもの。

 
 
 

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エッセイについてはこちらの記事もご参考ください。

ぼくが助からなかった未来