上半身を起こして体を横にねじれるまで、胸の傷跡って見れなかったんですよ。

 
 
それで、胸に数センチの縫い傷しか見えなかったんで、大きな手術だったわりに傷跡は小さいからすごいなーと感心してたんです。
 
 
しばらく経って
 
 
 
体をねじれるようになって、鏡を見たら、なんと
 
 
 
 
背中まで続いてたのな
 
 
 
東海道本線かってくらい長い線が続いとる。
 
 
 
まともに掲載するとアレなので、傷跡はほぼトリミング。
 
 
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ていうのを
 
 
ほらほら見て見てー♪
 
 
 
って得意げに見せてて、ハッとしたよね。
 
 
 
 
今おれ、苦労自慢してるやん
 
 
 
そうそう、
 
人って、苦労を乗り越えたときの麻薬のような快感が好きなんですよ。
 
 なんてゆーんですか
 
死線をくぐり抜けた勲章的なアレですよね。
 
これ、知らない間にデフォルトで設定されてるから困ったもの。
 
 
だから、人に自慢話しするときって、楽しかったことや幸せな出来事より、努力や苦労話しをついしたがる。
 
 
それってつまり、
結局んとこ人間て、努力とか苦労すんの好きってことよね。
 
 
悩むのとかもおんなじ。
 
 
抱えなくてもいい悩みとか問題を自分でつくりあげて、それを乗り越える快感がたまんないんですよね。
 
 
じゃあ、悩んだり努力したり苦労しないように設定しなおせばいいかといえば、そんな単純なもんでもない。
 
 
苦労をまったくゼロにすれば、それはまるでレベル1のままボスを倒せるドラクエと同じ。
 
 
村から飛び出して敵が1匹も出てこないなかをまーっすぐ進むと魔王の城があって、ひのきの棒で叩いてみたら、うっかり魔王を一撃で倒しちゃって世界は平和になったとかいうゲーム、ちっとも楽しくないもんな。
 
 
というわけで、冒険を楽しむ以上、多少の困難は必要なんだろうけど、ゲームの難易度設定はちゃんとしなきゃですよね。
 
さーて
 
 
自分が楽しめる人生のゲーム難易度はどこだろうか。
 
 
まだだいぶ難易度下げてもいいみたいだな。
 
 
苦労の初期設定が自分に合ってるか、たまにチェックは必要っすね。
 
 

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エッセイについてはこちらの記事もご参考ください。

ぼくが助からなかった未来