こんにちは！
口頭馬術愛好家のフェリシアです♪
10月下旬からの全日本月間。
残念ながら無観客開催ですが
皆さまもう
お気に入りの人馬の演技、走行は
チェック済みでしょうか？
今年の全日本馬場
わたしの極私的感動ポイントは
全日本選手権決勝で
優勝したお馬さんです。
初めて観たのは３年前。
その頃はまだ GP (グランプリ) ではなく
PSG
(セント・ジョージ賞典、長いw
国際試合では一番難易度が低いクラス) に
出ていました。
その時とは馬の動きも体型も
出番表を観ていなかったら
別の馬かと思ったくらい
完全に変わっていました。
お馬さんたちって賢いので
ちゃんと
自分は他の馬ができないことが
出来るって
自覚していたりするものです。
そのお馬さんも
２年前くらいまでは
ぬいぐるみちゃんのように
ただただ愛らしい感じだったのが
すっかり凛々しくなって
高貴ささえ漂っていて。
動きが変わったというのも
単純に以前できなかった運動が
出来るようになった
という意味ではなく
収縮速歩、収縮駈歩などの
PSG にも入っている運動などの
クオリティも
以前とは比べものにならないほど
レベルアップしていて。
決勝の準備馬場でため息ついて
うっとり見惚れてしまって
わたしはほとんどの人馬の
本番演技を見逃しました。
本馬場が遠かったこともあって
そちらに目が行かなかったです。
そのお馬さんに GP の動きを
教えたのは２位になった選手ですが
そのまま乗ったのではなく
その後、１位になった選手自らの
トレーニングでさらに動きは
リファインされたのだそう。
GP 馬として
海外から輸入された馬たちに混じって
日本人が調教した馬が
全日本選手権を優勝するって。
しかも
日本人トレーナーも２代に渡っている
って。
準備馬場を観ているあいだは
そういう結果になるとは知らずに
ただただ
お馬さんのあまりの変わりように
驚いて見惚れていただけでしたが
素晴らしい快挙だな〜と感動しました。
お馬さんの身体や健康に
無駄な負荷をかけない
正しい調教をしてあげると
なぜか
見た目にも
美しさを感じる体躯になる。
馬場馬術という
スポーツの素晴らしさも
改めて魅せつけられた感じでした。
決勝の動画は
著作権の関係で音楽が流れないので
むしろ予選の GPクラスの動画のほうが
楽しめました。
もう１組
活躍を嬉しく見守った人馬がいます。
内国産のＬクラス。
Ｌ課目はもともと激戦区。
プロでもそうそう優勝はできませんが
今年予選で
並み居るプロに打ち勝ったのは
アマチュアのまだ年若いお嬢さん。
なぜかわたしの環境からは
動画が観られないのですが
きっと素晴らしい演技だった
のでしょうね。
決勝ではミスが響いて
順位は落としましたが
それ以外は
お手本のような演技でした。
さすがに全日本ともなると
内国産といっても
上位に来るのは乗用馬品種が
多くを占めるなかで
引退競走馬 での参加。
素晴らしい快挙
ですよね。
このお馬さんはもしかしたら
彼女に恋をしているのかしら？
と思うような
大切なものを見つめるような眼差しで
じっと選手のまえに佇んでいるのを
遠くから見かけたことがあります。
姫を守る黒装束のナイトのようでした。
競馬引退からきっといろいろあって
いまは
彼女から大切にされていることを
よく自覚していて
感謝しているんでしょうね。
このブログでは固有名詞は基本
伏せることにしているのですが
そのお馬さんの競走馬時代の名前は
デジタルハーツというそうです。
そして選手のためにそのお馬さんを
調教したトレーナー氏は
去年の全日本チルドレンでも
引退競走馬、しかも元々は
乗馬クラブの練習馬を
競技用にトレーニングして
表彰台に送り込んでいました。
そのときも周りは大半が
お高い外産馬。
血統からすでに競技用に改良され
海外のトレーナーが調教をして
競技馬として輸入された馬たちに
混じっての入賞。
このブログは "馬術" について
アマチュア愛好家が語っているので
華々しく活躍する選手だけでなく
そういったアマチュア選手を支える
トレーナーさんたちにも
もっと注目が集まってほしく。
自分が乗って競技に出るより
ずっとずっと難易度が
高いことですし。
私たちアマチュアが安全に楽しく
競技参加を楽しめるのも
トレーナーさんたちのご尽力があってこそ
なので。
２年連続で
引退競走馬 に アマチュア を乗せて
全日本の表彰台に導いたトレーナー氏にも
大きな拍手
と 賞賛
を！
試合の動画鑑賞に不可欠の
出番表が日馬連のサイトからは
削除されてしまっている？ のですが
いまならまだ ここ で
出番表も結果表も見られます。