リズムの整正とは vol.2 | Dressage Love

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馬場馬術に夢中です♪

こんにちは!

口頭馬術愛好家のフェリシアです♪

 

 

やっとやっとの馬日和。

先週末から11月末まで全日本続きですね。

 

去年から部内大会の審判に

何度かお邪魔しているクラブさんで

会員さんたちの上達ぶりが

目を見張るようで

ちょっと感激しております。

 

ミスがあれば大きく減点されるし

点数は基本的に乗り手の技術より

お馬さんの動きにつくので

%で出る成績だけを見たら

ご本人が上達を実感できているかどうかは

わからないですが。。。

 

 

審判、スチュワード、セクレタリー

どんな役職の大会役員だろうと

元々はみんな馬術ファン。

 

馬場馬術であれば

より素晴らしい演技を見たい

日本の選手たちのレベルが

どんどん上がっていくことを望む。

 

きっと皆さんその気持ちが

ベースにあって役職を務めているのだと

わたしは思っています。

 

 

ジャッジペーパーのコメントは

なので

今回よりもいい演技を

次回はしてもらうための

参考にしていただくものと思っています。

 

 

選手としてはね

たいていの場合

すごい時間とお金とエネルギーをかけて

ときにはお友達や家族との時間よりも

優先して練習してきた結果を披露するわけで

うまくいかなかったら

もう再起不能、当分誰とも会いたくないくらい

落ち込むのもわかるんですけど

 

スポーツって

世界記録保持者でさえ

 

 

 

「勝者というのは

1度も負けなかった人間ではない。

勝つまで諦めなかった人間のことだ」

 

 

 

って言うくらいですから。

 

諦めたらそこで終わりだし

諦めないと決めたなら

乗り越えるしかないんですね。

 

その乗り越えかたのヒントを

お伝えするものでもあるかなとも

思っています。

 

なんでか、以前某スポーツの世界記録保持者で

優勝国チームのキャプテンと旅先で出会って

サンドイッチだの甘〜いドリンクだのいただいて

FB でも繋がったり

 

仕事で某ウィンタースポーツの覇者と

ご一緒したりしたので

この人たちにも挫折がなかったわけではないんだよね

というのを知らされたから思うんですけど。

 

 

馬場馬術の場合は

他人に比べてどうこう以前に

まずは自分とパートナーのお馬さんで

出来る最上最善の演技をする

のが大前提。

 

ジャッジペーパーには

 

どこが良かった

イマイチだった、出来てなかった

 

と書かれているので

 

良かったところをそのまま伸ばし

イマイチだったところと

出来てなかったところを

改善していけば

確実に演技の質が上がっていく

わけです。

 


1度出て

はいおしまいだったら

それまでだけど

 

お勉強と同じで

ジャッジペーパーをしっかり見直して

練習して

 

悔しさを噛み締めながら

コンスタントに出続けている方だと

ジャッジペーパーに

書かれるコメントが

どんどん変わっていく。

 

 

一通り経路を最初から最後まで

通しただけのレベルから

 

演技、表現としての

完成度が上がっていく。

 

 

その変化を拝見できるのが

大会役員の側の歓びなんですよね。

 

こころから

嬉しいな〜 ラブラブ と思いながら

拝見しています。

 

 

決められたポイントで移行など

 

練習では

「出来なかった〜。頑張ったんだけどぉ」

で、先生に甘えて済ませられるところ

 

競技に出るとなったら

それでは済まされない。

 

 

 

きっちりやるには

どうしたらいいのか?

 

 

 

考えるようになるので

 

そこが

乗馬(=人が馬への乗りかたを習う)

から

馬場馬術(=馬の動きをクリエイトする)

への入り口に、なったりもします。

 

 

 

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さて

本題の リズムの整正 について。

 

 

"整正" は英語だと

 

 

Regularity

 

 

 

という単語があたっています。

 

 

 

リズムは

 

馬場馬術の場合

 

常歩4ビート (拍子)

速歩2ビート (拍子)

駈歩3ビート (拍子)

 

ですね。

 

 

さて、ここでクイズです。

 

 

 

後退は 何 ビート?

 

 

 

これ、わたしが

ドイツで座学を受けたときに

最初の講義で出た問題でした。口笛

 

良かったら

コメント欄の賑やかしを

お願いします 音譜

 

 

 

 

そして

馬場馬術に興味を持つような方は

 

 

馬の調教の6段階

 

 

という言葉を

聞いたことがあるかと思います。

 

成績はどーでもいいの。

安全に楽しく乗れれば。

 

という競技への参加の仕方も

もちろんアリだし

 

これを知らなかったら

馬場馬術やる資格なし

なんてほどのもんじゃないです。

 

でもいい点を取りたいとか

どーせ出るなら完成度を求めたい

と思うなら知っている必要があります。

 

 

元々は

ドイツで確立された理論で

 

ドイツ国内でもこれをベースに

さらに細分化させた段階で

考える方もいらっしゃるし

 

フランスやオランダはまた

別の段階分けが

あったりするようですが

 

とりあえず

国際馬術連盟は

このドイツの理論を採用していて

 

この理論に基づいて

馬の動きを評価するように

審判への指針を出しています。

 

 

第6段階 コレクション

第5段階 真直性

第4段階 インパルジョン

第3段階 コンタクト

第2段階 サプルネス(柔軟性・従順性)

第1段階 リズム

 

わたしが馬を始めたころは

第2段階のドイツ語を英語に訳すにあたり

relax という単語をあてる人もいましたが

現行、国際馬術連盟の資料では

suppleness で統一されています。

 

 

 

リズムって

 

 

1番最初の基礎のキ

 

 

なんです。

 

これが出来てなかったら

ハミ受けも何もないんです。

 

肩内がそれっぽく見えても

見た目がどんなにアップヒルでも

リズムがレギュラーでなかったら

 

 

 

出来ていない

 

 

 

または

 

 

 

やったけど質が低かった

 

 

 

という扱い (点数) になります。

 

 

 

では

もっと具体的に

どこを見ているのか?

 

良いリズム

イマイチなリズムとは?

 

 

 

 

To be continued...

 

 

 

vol. 3 でやっと本題かよ。。。てへぺろ

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アメリカ、トライオンで行われた

パラ馬術世界選手権の動画が

公開されましたね。

 

日本人選手、中村公子さんの演技は

9:57 あたりからです。

 

 

 

 

パラ馬術は

選手の障害の程度によって

5つのグレードに分けられていて

グレード5は最も程度が軽い

選手たちになります。

 

 

以前ご紹介した

ソフィー・ウェルズ選手は

26:12 あたりから。


 

 

フェイタル・アトラクション号

馬名もすごいですが

 

もう

馬が音楽を聴いて、理解して

自らの身体を通して表現しようと

しているかのように見えます。

 

リオオリンピックのときの

ローラ選手とヴェルダデス号も

そうですが

お馬さんが仕事を理解していて

乗り手のことが大好きで

彼女を勝たせたい喜ばせたいと

思っているかのような

迫真の演技。

 

ライブで間近で見ると

フェイタル・アトラクション号は

決して生まれながらに競技向きの

ゴージャスな歩様の馬ではなくて

 

ソフィー選手が心を込めて

一生懸命トレーニングしたから

ここまでの動きができるようになった

のだな〜と思わされます。

 

国際大会では

もっとずっと楽に高得点が取れる馬で

競技に出ている選手もたくさんいます。

 

表彰式まで見ると

ソフィー選手がどれだけ小柄かも

よくわかります。

 

 

 

 

★ リズムの整正 シリーズ ★

 

 

 

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本日のバラ写真

左は1つ前の記事でご紹介したナエマさん

右は初登場のニュードーンさん。

今年の春先にお迎え。

 

 

 

その後、ニュードーンさんは

こんな感じに咲き。

 

 

 

 

 

8月末に突然

こんなぶっとい新枝を発生させ

 

 

 

 

 

その枝はわずか1ヶ月で

150cm の支柱を超え

控えめな返り咲きもし

 

 

 

 

10月上旬には

225cm に延長した

支柱さえも超えました。

(植木鉢もサイズアップ)

 

 

 

 

春と比べたら

驚きの伸びっぷりです。

 

 

 

それでもこの後

強風で2回倒れて

 

来年

窓辺を飾ってもらうつもりだった

この長い枝が2箇所

ポッキリいってしまったのですが

 

切れたわけではなく

枝の断面の半分くらいが裂けて

折れただけだったのと

 

バラ栽培の先輩たちの

ブログを読み込んでいたので

諦めずにテープで

貼り付けてみました。てへぺろ

 

 

 

右が根に近く、左が先端方向。

折れたところから

万が一切れても大丈夫なように

テープで留めた箇所の下から保険で

若い枝葉も伸ばしかけてはいます。

 

植物には脳はないはずなのに

なんて頭がいいのでしょう。

 

 

 

3日くらい成長が止まり

でも葉が萎れなかったので

期待していたら

 

いまでは2つ前の写真より

さらに伸び 3m を超えました。

 

 

 

諦めないこと

 

ダメと結論が出るまでは

希望を持つこと

 

 

 

の大切さを

ニュードーンさんは

教えてくれました。

 

スポーツと同じですね。