やっとやっとの週末馬日和

きましたねー!!

 

先週末から

全日本月間でもありますね。

 

口頭馬術愛好家のフェリシアです♪

 

 

 

前記事のクイズ

 

 

後退は何ビート?

 

 

 

 

ですが、答えは

 

 

 

ビート

 

 

 

でした。

 

速歩と同じで

斜対の肢(右前と左後、左前と右後) 

ペアで動きます。

 

 

アスカ さん

さすがの正解!

 

さんまるく さん

こーゆーときは

当てずっぽでも結果的には外してでも

何か答えておいたほうが

記憶に残るもの、ですよね。

 

しかもしっかり正解!

素晴らしい!!

 

みこ さん、CLIMAX さんも

賑やかし、ありがとうございました!!

 

 

ちなみに

某アメリカの国際審判員は

 

 

みんなよく

お高い品種の馬場馬ではないと

出場しても点数がつかない

って言うけど

 

後退だけは誰でも

9点は取れるんですからね

 

ちゃんと馬をトレーニングして

ちゃんと練習しなさい

 

 

 

って言ってました。

 

 

後退で

少しでもいい点がほしいかたは

ずり肢にならず

斜対の肢がのっしのっしと

動くイメージを目標に。

 

 

 

後退とか、移行とか、停止とか

あとで書きますが

ターン・オン・ザ・ホンチズとか

 

ちゃんと乗れば

引退競走馬でも点数取れるところは

たくさんあります。

 

 

 

昨年の全日本ジュニアでは

普通に部班レッスンに出ていた

練習馬のサラで

表彰台に上がった選手もいますから。

 

半年前の同じ人馬の演技と比べたら

見違えるような完成度でした。

 

誰でも

最初から上手いわけではないんです。

 

人も、馬も。

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

さて。

ビートとか、拍子とか、拍とか。

 

馬を始めたばかりのころ

最初に速歩を習うときに

 

馬の動きに合わせて

1で腰を少し鞍から浮かせて

2で鞍に戻して

馬のリズムを感じてくださいね〜

 

って言われることが多いです。

 

 

駈歩も

駈歩や反対駈歩

それぞれ習い始めのころに

 

3ビートの動きなので

4ビートにならないように。

 

4ビートになり始めたとき

そのままにしていると

速歩に落ちちゃいますよ

 

って言われます。

 

 

 

 

では常歩は?

 

4ビート数えて乗っている方

あるいは数えたことがある方

 

どのくらいいらっしゃるでしょう?

 

 

 

 

わたしは初心者のころ

何度か数えようとしてみて

途中で止めました。

 

 

何か間違ってるのかな?

と思って。

 

 

 

ぜひ1度は数えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めっちゃくちゃ速いんですよ!!!

 

 

いち、に、さん、よん

 

 

なんて数えられないです。

 

さん、を言い終わって

よん、を言うために

口を開けるころには

もうとっくに4は終わってます。てへぺろ

 

 

 

 

いち、にぃ、さん、よん

 

で数えるのは諦めて

 

 

た、た、た、た

 

 

とかでないと無理かも。

 

 

 

無事4カウント終わって

ホッとしたときには

もう1が終わってますしね。ガーン

 

 

 

常歩は

馬の移動スピード は遅いですが

 

テンポ

(1と2、2と3などの間隔)は

とても速いです。

 

 

 

子どもたちは

身体でリズムに対応できますが

大人になってから始めた人は

よっぽどのアスリートでないかぎり

無意識で出来ているなんてことは

まずないので

 

1度も数えたことがなかったら

常歩にまともに随伴できている

可能性は低いですよね。

 

 

 

このインスタ投稿の2枚目の動画。

 

もしみられなかったら

写真をクリックして

インスタのサイトから見てください。

 

 

 

健康な馬の常歩って

背中、こんなに動くんです。

 

人間も

こんなに揺れ動く馬の背の動きに

ついていくためには

人の骨盤はこんなに動いて

それでも頭の位置を

一定に保つためには

(人の) 背骨もここまで波打つ

必要があるんです。

 

馬の常歩を

一切邪魔しないでいる

(=ちゃんと随伴する)

ためには。

 

 

初心者によくある

動いていない馬を

推進しようとして

人間が頭や肩を揺するのではなく

 

 

動いている馬についていくため

動きを邪魔しないためには

こんなに人間は動くんです。

 

常歩で。

 

 

 

insta や YouTube が

こんなに馬動画で溢れてなかったころは

野良猫さんの背をじっーと見つめて

イメージトレーニングしておりました。

 

(獣医学的には馬の背は猫科ほどは

動かないそうですが、それでも)

 

近所に馬はいなかったので

常歩、速歩、駈歩それぞれの

背の動きをじーっと。ほぼ不審者w

 

いまや自宅でも電車のなかでもイメトレできる

テクノロジーに感謝!

 

 

 

 

これは

グランプリに出ている馬ではなく

まだ調教レベルの浅い

(=人間を乗せて動くための

筋肉はまだ発達しきっていない)

新馬戦の選手権出場を目指している

段階の馬です。

 

 

ほとんどのクラブの練習馬たちは

常歩でこんなに背中は

動かないでしょう。

 

それは長いこと

人間がちゃんと随伴してくれないから

動こうとしても動きづらくて

 

でも動かないと

鞭だの拍車だの当てられるので

仕方なく背中を動かさずに

肢先だけ動かしてきた結果です。

 

 

パソコン作業だけを

何時間も続けたら

人間も背肩腰が

ガチガチになりますよね。

 

同じことが起こってるんです。

 

ずっと動かさないでいると

凝り固まってしまう。

 

 

人間側が

ガッチガッチに硬い姿勢で

馬のリズムを無視して乗って

邪魔しているのに

 

馬が前に行こうとしても

人がついてきてくれないのに

 

鞭や拍車ばかり入れていたら

お馬さんたちは

やる気を失ってしまうのは当然。

 

そんなことばかり続いたら

最悪はこころが壊れてしまいます。

(普通はそうならないように

先生たちがちゃんと乗ってくださいます)

 

 

これを読んで

馬の動きを無視して

勝手に自分の身体を

グイングインさせるのは

やめてくださいね。滝汗

 

 

最初は動きはマイクロでも

常歩している以上

小さな小さな背の揺れは

絶対ありますから

まずはそれにちゃんと寄り添ってあげる。

 

 

 

ある程度続けたら

寄り添うのをわざとストップさせてみる

また再開してみる。

 

寄り添いはするけどほんの最小限にする。

その後最大限できるかぎり寄り添ってみる。

 

+ 人間の座りの随伴に

馬が反応したと感じたらその度に愛撫。

 

 

 

こうやって時々変化をつけて

10分、20分続けたときに

 

さてお馬さんの背中のスイングは

大きくなったでしょうか?

あるいは

柔らかくなったでしょうか?

 

 

 

どんな初心者でも

その馬の身体のためにいい運動って

出来るんですよ。

 

常歩しかしなかったとしても。

 

 

 

そしてそれが

 

手綱に頼らない停止

 

 

の練習に繋がるし

 

脚に頼らない

座りでの移行

 

 

の練習にもなります。

 

 

これはわたしの私説ではなく

「センタード・ライディング」に

書かれていること。

 

 

 

手綱一切使わずに停止!

どんなに時間かかってもいいから

やり切れ!!!

出来るから!

 

 

 

とか

 

 

その馬はお前がいままで乗ってきた

練習馬と違って繊細なんだよ!

もっと脚はソフトに!

それが出来ないなら離せ!

完全にオフれ!

推進が必要なら座りでしろ!!!

 

 

 

って

まだ 100鞍くらいの初心者ビジターに

ちょっと変わった熱血レッスンを

してくださったクラブがありました。

 

そして

そのお馬さんは

ちゃんとやってくれました!!

 

嬉しかったです!

先生の熱血ぶりも、ね!(笑)

 

 

 

 

 

常歩で、馬の背の動きへの随伴が

半端にしかできていない状態だったり

馬の4ビートを

完全に無視したタイミングで

脚を使うと

常歩を元気にさせたいのに

速歩になってしまったりもします。

 

 

脚で推進しようと力んだとたんに

人間の骨盤の4ビートの動きが止まって

or 不規則になって

速歩へ移行

 

初心者だけでなく上級者にもあるある。

 

 

 

ちゃんとカウント出来て

内方後肢が地面を離れるときに

脚を使えれば

スムーズに斜め横歩が出来ます。

 

 

 

常歩のビートを

ちゃんと数えられると

少なくともあと2つは

いいことがあります。

 

 

1つは

 

 

駈歩発進でのミスが少なくなる

 

 

んです。

 

出ないとか、逆の手前が出るとか

ゼロにはならないけれど

確実に減ります。

 

この馬は

こちらの手前は出づらいかも

 

って言われても

あっさりさっくり

ちゃんと発進できたりします。

 

 

 

もう1つは

L課目に入っている

ターン・オン・ザ・ホンチズ

 

ここでも

人のせいで起きるミスを

かなり減らせます。

 

 

いつも通り

サイドストーリーに流れまくって

長くなっていますが

 

どうかこのあとも

おつきあいを♪

 

 

 

P.S.

常歩の随伴は1番難しい

というプロも多いです。

 

なので

毎日5頭乗ってるというわけではない

アマチュアが、できていなくても

ご自分を責める必要は全くないです。

 

でもこころがけて乗ったら

人だけでなく馬も Happy に。

 

競技に出る人は

より高得点を得るための

ヒントになるかもしれません。音譜

 

 

 

★ リズムの整正 シリーズ ★

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

本日のバラ写真

ナエマさん

 

 

 

今年の2月末に

こんな状態でお迎えして

 

 

 

 

ようやっとやっと

カタログ写真に似たお花が

咲くようになりました。

 

 

以前は

 

ブルー系のペールピンクのはずが

濃ゆいサーモンピンクだったり

 

房咲きのはずが

1枝1輪だったり。

 

大輪のはずが

かなり控えめか

花びらの数が少ないか

 

香りが売りの品種なはずなのに

強く香っているけど

そんなにいい香り? だったり。

 

 

ただただ苗が若すぎて

成熟を待ってあげる必要が

あっただけ、だったのかも?

 

8ヶ月の献身が報われる

大輪で福々したカップ咲き。

どんなアロマオイルより

いい香り。

 

窓を開けるたびにうっとり

しています。

 

 

お馬さんも乗り手もバラさんも

成長には時間がかかりますね。