馬場馬術専門クラブのレッスン | Dressage Love

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馬場馬術専門クラブへ

馬場馬術専門クラブへ vol.2

 

の続きです。

 

アップ の2つを先に読んでね。音譜

 

 

 

 

正反撞になって

ちょっと無理やりでもお口を譲ってもらうために

推進したらグッと後肢が踏み込んできて

そこで一気にコンタクトの質は改善しました。

 

去年クラブで秋以降はずっと

練習馬に乗っていることが多かったから

動きの小さな馬に慣れてしまっていたのもあったと思います。

 

このお馬さんの骨格からいったら

もっと大きく動けるのだった。

 

以前このお馬さんに乗ったときは

こんなことにはならなかったのに

って戸惑ってたけど、あのときは多分

まだどんな馬に乗ってもムキになって前に出してたから

最初からすんなりハミを受けてくれてたんだろうな。

 

 

 

でも相変わらず誘導はイマイチ。

 

普通 誘導って、推進が不十分なときに苦労するもので

しっかり推進されてれば そうフラつかないものなんですが。

 

 

先生からは

 

 

 

小手先で対応しちゃってるから。

拳とか人間のバランスを崩すことで。

 

 

 

と。

 

それまで特に何も考えずに乗ってたんですよね。

内方に馬がヨレるなら外方の手綱を張るとか。

内方に鞭持ち直すとか。

ある程度馬に乗れる人間なら、特に考えなくても

自動的に身体が動く面ってあるじゃないですか?

 

そういう類のこと。

 

 

それなりにいろんな馬に乗ってくると

そういう場当たり的な対処法をいくつも知っていて

オートマで何も考えず無意識のうちに

そのうちのいくつかを試すわけです。

 

調教がまだちゃんと入っていない馬に乗っていると

人間が馬のバランスを支えてあげる必要があることもあるし。

 

そういう馬ばかりに乗っていると

そーゆー馬のクセに対応した乗りかたがクセになってしまう。

 

 

でもここでは

人間が何かそーゆーことをするたびに逆効果になる。笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

 

過去何度か乗りに来ているわけだし

何回も同じことを言われてたらいつまでも上達しないので

先生のつぶやきを元に 必死に考えます。

 

 

 

いつも最後には まともになる。

え〜っと。

どうしたら、まともになったんだっけはてなマーク

 

 

 

そうそう。思い出した ビックリマーク

毎回 全てを捨てて、一番楽な乗りかたをしたら

その瞬間からお馬さんの動きがまともになったんだった。

 

 

 

だ・か・ら !!

 

 

 

 

とりあえず、まず両拳揃えるでしょはてなマーク

何かあっても揃えっぱなし。開かない。高さも変えない。

2つで1セット。

 

 

で。

それで馬がヨレるってことはわたしのバランスははてなマーク

 

馬がまっすぐ進めるバランスで乗る。

 

よっしょ。DASH!

もうちょっとこっちかはてなマーク

ここ !?

 

 

それでもブレるときは脚と座りで修正する。

上半身で変にこねくり回さなければ

馬が乗り手の扶助に敏感になるので

わずかな座りと脚の合図に即座に反応が返ってくる。

強い脚なんて一切いらない。

ちょっと触れれば、すっとシャープに反応する。

 

 

3月2鞍めに乗ったところで

座りや姿勢のズレや傾きを直したいと話したら

 

 

「特に直すようなところはないけどはてなマーク

 

 

って言われてるんです。

それでもここに来るとまざまざと馬が教えてくれる。

 

 

 

お馬さんに通じない言葉(扶助)で

ずーっと一生懸命1人でやたらと頑張って

話しかけてた(働きかけてた)のは、わたし。

 

通じない。通じないって焦ってた。

でも通じ始めたら、かすかに囁くだけで

瞬時にこんなにもはっきりした返事をしてくれる。

 

 

 

ああ、これって馬場馬術だ。

乗馬じゃない、って思う。

人間はずっと真ん中に座り続けているだけ。

 

 

腰、肩、拳。自分の身体が左右対称に近づけば近づくほど

人間の身体からは余計な力みが消えていき

(歪んでいたときは力んでいる自覚さえなかったのに)

馬のヨレも どんどん なくなっていくので

脚の軽いタッチでの修正すら、だんだん必要なくなっていく。

 

 

そして通じ始めたら、乗っているのはこんなにも楽だ。

ただ跨がっているだけ。

 

1度馬が前に出始めたら、もう推進する必要さえない。

 

このお馬さん

今日は午後乗りに来たわたしの1鞍で お仕事終わりだし。

しかも走るために生まれた生き物、サラだもんね。

 

もう両腕も両脚も、ただ体幹から ぶら下げていればいいだけ。

 

 

 

高原乗馬クラブのチーフ先生が以前言ってた。

 

 

なんか、人間だけが頑張って乗ってるんだけど。

逆がいいんだけどな。

馬が頑張って、人は楽に乗ってる くらいが。

 

回転のときは肩を行きたい方に向けて

両拳は揃えたまま肩が回転したほうにそのまま

ついていけばいい。

外方をああして、内方をこうして、って

難しいことを考える必要はない。

 

肩の回転に両拳揃えてついていったら

自然と外方手綱は張られるし

馬の体側について軽い押し手綱になるし

内方も控えられるでしょ?

うちの馬たちはそれだけで回転するはずよ?

 

 

 

高原乗馬クラブには首都圏のいろんな乗馬クラブから

クリニック的に乗りに来る人がいるので

いろんな乗り方をされて

実質、どんな扶助でもお馬さんたちは曲がります。ニコニコ

 

外方すっからかんで内方開いても曲がるし

手綱無視で内方脚と外方脚だけでも曲がるし

オーソドックスに外方控えたあと

内方脚使いながら内方握っても曲がる。

 

でも先生の言った通り

肩を向けて、拳はそちらについていくだけ

パッと見、何もしていないように見える扶助だけでも

充分 曲がってくれる。

 

 

 

先日乗りに行った馬場馬術専門クラブのお馬さんたちは

高原乗馬クラブのお馬さんたちほど

懐が深くないのです。

 

正しい扶助しか知らない。

正しいバランスで乗られないと

何を要求されてるのかわからない。

正しい体勢で動くことしか知らない。

 

 

最初の ぴょこたん は

 

 

「おい! なんだよっ! 動きづらいぞっ!」

「しっかりしてくれよ!」

 

 

というお馬さんからの意思表示だし

蹄跡でヨレるのも素直に

 

 

「お前のバランスがこっち行けって言うから。

こっちなんだろ? わかったよ。なんか変だけど行ってやるよ」

 

 

ということなんです。汗汗

*初心者レッスンに出て来る馬は ぴょこたん はしません。

が、ヨレヨレにはなります。てへぺろ

 

 

輪乗りだの半巻きだの、程度の誘導は

拳揃えっぱなしで ま〜〜〜〜ったく問題なし。

 

 

 

なので他の乗馬クラブから自信満々で乗りに来て

馬を動かせずに落ち込んで帰る方も

結構いらっしゃるそうです。

 

ちゃんとした調教が入った馬に乗ったことがない人たち。

 

 

小手先の扶助で対処できることが

中級 あるいは 上級なんだと思い込んじゃってる人たちは

ここに来ると落ち込むのです。わたしみたいに。てへぺろ

 

本当の意味では全く乗れていなかったことを

思い知らされる。

 

 

 

 

あ、1鞍 2、3000円のレッスンで

馬にちゃんとした調教が入ってないとか

言っちゃダメですよん。

 

それはサイゼリアでステーキ頼んで

A5ランクの肉じゃないって文句言うようなもんです。

 

調教には手間も時間もかかるので

その間の馬の

飼い葉代、敷料代、人間よりずっと大量に飲む飲料水代と

スタッフの人件費がかかるのです。

 

ちゃんとした調教レベルを保つには

先生たちが頻繁に乗る必要があるのですから。

 

 

 

それに、ちゃんとした調教が入った馬って

いい加減な扶助やバランスでは動かないので

それなりの経験者以外にとっては乗りづらく

たぶんあまり人気者にもならないのです。

 

なのでほとんどのクラブではそんな馬は維持しない。

 

 

 

 

さて、このあとは 駈歩 です。口笛