ひっさびさにブレアくんに乗ってきました。

真面目馬場らー、最近全然障碍跳んでない フェリシアです。

 

 

 

お年賀写真の流用。てへぺろ

 

 

 

いやーびっくり大ショック。

 

わずか2ヶ月で馬ってここまで変わるんだってくらい

ブレアくん、悪くなってました。

すっごい強情

もう目が点。目

 

最初に入ったクラブの速歩部班で

わたしの芦毛嫌いを促進させたお馬さんが

よく振り返って人のブーツのつま先を噛もうとしてたんです。

表情も憎々しげだし、やること悪いし

動きも乗り心地も良くない。

 

送迎車のなかでベテラン会員さんに

 

「わたし、あの馬にはできるだけ乗りたくないです〜」

 

ってお話ししたら

 

「あの馬は、いまは辞めちゃったけど

○○さんって先生の担当馬で、とても可愛がってらして

その先生がいらしたころは

性格も動きもそれはそれは素晴らしい馬で、大人気だったの」

 

と。

よく芦毛はバカか天才かと言われますが、

ブレアくんは頭がいい分、いろいろなことがわかってしまって

精神面も繊細だったのかもと、思いました。

 

関わり始めてから半年、どんどんどんどん

やらかさなくなってきていたので、

そのうち全くやらなくなるんだと思ってた。

 

ブレアくんは運動能力的に練習馬は向かないけれど

(動かしきれない人が乗り続けると

どんどん動けない馬になっていくタイプ)

精神面もちゃんと対話してくれる人に乗られないと

こんな短時間でこんなに悪くなってしまうんだな

と思いました。

 

ちゃんと叱れる人が乗らないとダメだけど

プライドの高い馬なので

頭ごなしに叱るだけだとヤサグレて

そのとき表面上は従ったとしても

実はかえって悪くなる。

地上でも鞍上でも、褒めることが彼の躾のキー。

人間だって叱られるだけではやさぐれますよね?

 

以前は1鞍のなかで最初の1、2回やらかしても

それを叱ればその後はやらなくなったのに

ほかの馬に近づいたとき、声で「耳絞らない!」って言えば

耳を戻すようになってきてたのに

いつまでもやらかそうとして

鞍上にこころを閉ざして聞く耳持たなくなった感じ。

これは叱られるばっかりで褒められない日々が続いてたな〜。

 

 

繋ぎ場で会ったとき

 

あれ? おまえ、誰?って顔された。

ついに完全に忘れ去られたか?

 

と思ったら、1鞍そんな感じ。

(クラブを出てから気づいたけど

髪を 20cm 以上切って見た目が変わったから? かな?)

 

 

最後に経路練習をして、その中盤で突然

 

 

あれ? この人、知ってたかも?

 

 

と気づいたらしく、

そこから急に反抗がなくなり、協力的になり。

 

 

あ〝〜〜〜〜これは精神面のケアが必要だわ〜

 

がっくりきてたら、

この日はクラブは空いていて、装蹄もなかったので

ゆっくり蹄洗場を占領しても迷惑かけなさそう。

 

 

涼しくて、汗もあまりかいてないので

 

スタッフ先生に

 

「最近丸洗いばっかりで

あまりブラシかけしてなかったから

もし時間あるならブラシかけてあげてください」

 

と言われ、もう堂々と蹄洗場占拠。

 

周りに馬着とかゼッケンとかあると確定で

びっちゃびちゃにしてしまうくらい

馬洗いは好きだけど下手で、周りに迷惑かけるので

ずっと自粛してたんです。

数が少ないから時間かけるとみなさんに迷惑かけるし。

 

 

これはもう今日はベッタベタに甘やかそう。

自分は愛されて、ケアされてるってたっぷり

思い知らせてあげよう。

 

と思って、一旦は入れられた馬房に迎えに行ったら

ブレアくんは相変わらずのフェリシアコミュニケーターっぷり。

まぁ〜た、こちらの考えを読んだのか?

 

 

僕のこと好きでしょ〜音譜 かまうでしょ〜音譜

 

 

って、きみ。。。。

 

 

やっぱり今日の序盤はわたしだとわかってなかったね?えー

 

でもわたしだとわかってても

いままでそんな愛想良かったのって

試合の直後数日だけ?

 

いや、そのときだっていつもより愛想いいだけで

こんなに懐っこくはなかったぞ?

 

ルンルンで無口をかけられ

まるでぴったり寄り添ってくるような

ラブラブラブラブ な引き馬っぷりにスタッフ先生も「あらっ?びっくり

 

 

 

蹄洗場でも手入れのあいだじゅう

くりっくりに目を見開いて甘えた顔をして。

 

 

お鼻の先から唇まで

わたしに左手の人差し指でプルンと触られるたびに

 

 

萌え〜〜〜 ラブラブ

 

 

顔なんてするの、初めて見てびーーーーっくり!!びっくりびっくり

 

あなた誰ですか?

馬房のなかで他の馬と入れ替わりましたか?

朝とはキャラが違いすぎますが?

 

 

久々に接するから、わたしの気のせい?

思い込み?

 

って思ったら、会員さんから

 

 

さっきのあの馬、ブレアくんなんでしょう?

 

もうび〜っくりしちゃった!

あの馬があんな顔してるの、初めて見たわ。

手入れ中だけじゃないわよ〜!!

お水飲んでるときすら、

恍惚とした顔して「しあわせ〜」って。

いつもと全然違う顔してるんだもの。

馬って、あんなに人に懐くことあるのね!

 

 

って言われたので

まんざら勘違いでもなかったみたい。

 

 

以前から学生スタッフさんのときは

バケツを台の上に置いてもそこから飲むけど

わたしがそうするとバケツを押しのけて

 

 

「持ってて!」

 

 

って、主張するんです。

 

飲んでるあいだ、前髪を撫でられてるのがお気に入りで

飲んでもらってるあいだに蹄洗ったりブラシかけたりの

時短コースはご不満だった。というか認めてくれなかった。

 

この日はいままで以上に嬉しそ〜な顔で飲むな〜とは

思ってましたが、他の人にもそう見えたんだ !?

 

 

蹄洗場でも、以前は

わたしが右に立つと自動的に左に1歩ずれてくれて

左に立つと自動的に右に1歩ずれて

わたしが安全にいられるスペースを空けてくれるので

前のクラブでとてもよく躾けられたんだな〜と

感心していたのに

 

わたしが腰を押すまで

しかも結構強く何度も押さないと横にずれなくなっちゃった

と最初は思いましたが

時間かけていたのもあって、最終的には

わたしが横に立って、腰のほうに手を掲げたら

横に動いてくれるまでには

コミュニケーション回復。

地上でリスペクトしてもらえなかったら

鞍上でしてもらえるわけもなし。

 

わたしがいる側の肢は虫がいてもあげない

というルールは 100%ではないけれど

少し思い出してもらえかけた、かな?

あげかけて「ダメ!」って言われて、やめた。口笛

 

 

乗るのが 16:00、17:00 だと

その時間からわたしが手入れしたら時間かかって

スタッフ大迷惑と思ったりもしたけど

今後は丸洗いしなきゃならない日は減っていくだろうし

許されるかぎりやっていこう。

 

アマチュアとして馬に乗る醍醐味でもありますよね。音譜

好きなだけ時間かけて手入れできるの。

スタッフはさっさと終わらせて、さっさと帰って寝ないと

体力持たない。(特に夏場)

 

馬によっては長時間蹄洗場で動けない状態に置かれるのは

よくないことも多いけど、

いまのブレアくんのこころのケアには

誰かが思いっきり甘やかしてあげる時間が必要そう。

 

 

でもね、馬房への帰り道は行きほど

ラブラブラブラブ だったわけではなく

馬房に入ってからは

いつものクールなブレアくんに戻ったのでした。

 

お昼ご飯の時間が近かったのでね。

 

 

わたしの愛なんて

ヘイキューブのまえには霞のようですわ。汗

 

 

 

ーーー * ーーー * ーーー * ーーー

 

 

以下、ブレアくんとのいままでの記録。

一部はアメンバー限定です。

コメント欄やメッセージでやりとりのある方には

承認してるので、ご興味ある方はお気軽に申請ください。

 

 

2016.10

部内大会 vol.3 ー 馬場馬術 part 1

部内大会 vol.4 ー 馬場馬術 part 2

部内大会 vol.5 ー 馬場馬術 part 3

 

2016.12

今年最後の試合

 

2017.01

ブレアくん通信 ー 新春特大号 vol.1

ブレアくん通信 ー 新春特大号 vol.2

 

2017.02

競走馬から馬場馬へ

 

2017.03

2017年 初試合

2017年 初試合・結果発表!

感染源

試合当日の Tips ・ 2017年 初試合より

So Happy that I can fly!!

馬を信じること、馬から信頼されること

 

2017.04

ブレアくんとの準備馬場 @初試合

告白 @ブレアくんとの初試合前

 

2017.07

Sooo sweet ♡ ー ブレアくん通信 晩春号

Sooo sweet ー vol.♡♡

もぅ〜メロメロ ♡

 

 

 

運動内容的には歩様がガタガタしてて

後ろから前に繋がりづらくはなってたけど

それは多分、朝一先生が乗ってなかったから、もある、かな?

 

練習馬として使われると

後ろから前に繋がってるかどうかとか

背を伸ばして使えてるかとか

そっちのけで乗り手の練習に使い倒されちゃうから仕方なす。ショボーン

 

 

いままで書く書く詐欺で書いてませんでしたが てへぺろ

去年 10月から今年の3月くらいまでずっと

常歩での地上横木を繰り返して

常歩でかなり背中が動くようになってきてたのも

練習馬期間にリセットされて動かなくなり始めてた。

(これは7月にすでに気づいてた)

 

これ、戻るのにどのくらい時間かかるんだろ?

 

 

今年の審判員講習会でも言われたし

審判の先生やセクレタリーの先輩たちにも言われることだけど

 

 

馬場馬には常歩のトレーニングは命!!!

 

 

わたしが社長先生の担当馬に乗りたいのは

社長先生が常歩を重視してくれるからというのも大きいです。

 

常歩でしかストレッチされない筋肉があって

その筋肉が速歩や駈歩の歩様に影響するんです。

 

普段常歩してない馬は、背のサプルネスがないので

審判にバレるの。競走馬から馬場馬へ の写真、参照)

 

馬のキコウ周りの筋肉は

馬が首内じゃない正しい内方姿勢を作れるようになるためにも

大事なんですが

そこの筋肉を鍛えられるのも、常歩なんだそうですし。

 

 

去年 10月の試合後に

 

この馬、速歩はいいけど、斜線向けたら常歩は捨てだと感じた。

常歩を改善したいです。

 

って話したら

社長先生が「それじゃあ」とずっとやらせてくれてたんです。

半年間、徐々に改善され続けて喜んでたのが

リセットされちゃってがっくり。笑い泣き


 

障碍馬は究極跳べば正義ですけど

馬場馬は歩様のクオリティや横方向の柔軟性が

ダイレクトに点数になって出ます。

 

だから

障碍の先生が常歩を重視しなくても不思議はないし

練習馬の常歩の質が悪くても問題ないけど

馬場の競技馬には とっても とーーーっても 大切なんです。

課目が上がれば常歩の点には 係数 x2 がつきますしね。

(障碍馬もクールダウンの常歩を丁寧にしていると

高齢になってもコヅミが出づらく

長く競技で使えるということはあるそうです)

 

お高い海外の外産馬は

血統が馬場馬に最適な組み合わせを狙って産み出されてる

というのもありますが

こういう時間のかかるトレーニングを他にも多々

彼の地で丁寧にされてきているのです。

 

血統が外産馬に劣るサラならなおさら より丁寧にやらないと。

 

 

速歩も、ブレアくんは生来リズムが安定していて

まさに馬場馬!ラブ

いままで馬が駈歩と迷ったとき以外に

リズムブレイクしたことなんてなかったのに

しばらく肢先だけの動きをすることが多かったのか

背中を使って動くように促したら

イレギュラー起こしちゃうし。

(でもその結果、彼はわたしを思い出したという汗

 

 

速歩で素人目にはつまづいただけに見えても

審判がリズムブレイクで減点することがあります。

 

アマチュアにとっては厳しいと感じるかもしれないけれど

調教の6段階でリズムは一番最初。

馬場馬にとっての一丁目一番地です。

ベースの歩様につく点として減点するのは本来は当然。

しない審判が優しいのであって

減点する審判が厳しいわけではないんです。

 

だからリズムブレイクするようになったというのも

わたしにとっては 結構な がっくりポイント。汗

背中を使わずトテトテした足先だけの動きをさせることが

競技馬にとってどういう影響をもたらすのか

今回初めて思い知りました。

 

 

高原乗馬クラブの馬たちは

いろいろなレベルの人を乗せ慣れているので

ギアが初心者用、中級者用、上級者用、プロ用と

多段階であります。口笛

 

1鞍のなかで「もう1つ上のギア、あるでしょ?」と

何度か誘ってみる。音譜 と、どんどん動きが変わる。爆  笑

 

ブレアくんも、元から多段階ギアを持ってれば問題なかったけど

きっと前のクラブでもあまり初心者さんは

乗せてなかったんじゃないかな〜?

ギアはプロ用とアマチュア用しかなさそう。

 

リスムブレイク自体は

背中を使って動くことが常態になれば解決するだろうけど

8歳なので、いま練習馬になったら競技馬復帰は難しいかも。

 

 

それでも

ようやっと駈歩が座りでの推進に反応するようにもなっていて

社長先生の調教の進度も感じることはできました。

 

駈歩の滞空期が以前より長くとれるようになってきたので

きっとそろそろ踏歩変換も教えてもらえるんじゃないかな?

 

踏歩変換は急いで教えて質が低いものを覚えてしまうと

それを改善するのは

ドイツ人マイスターにとっても大変なのだそう。

 

障碍馬の場合は

さっさと教えないとコース回るのに面倒なので

そこは馬場馬とは大きな違いですね。

 

身体全体の横方向、特に肩甲骨、胸まわりとお尻の筋肉が

発達して、ナイスバディになりつつもありました。

頸の付け根のトップラインの筋肉がまだ薄いのは

これから収縮運動が増えたらもっとついてくるのかな?

 

 

あとは試合に出ることにしたら

社長先生が以前のように乗り込んでくれるのかどうか?

ブレアくん指名が増えたことで練習馬として使うのは

やめてもらえるのかどうか? かな?

 

 

先生が「な」って言った途端、

乗り手が何も扶助出してないのに

勝手に常歩に移行するクセも復活してたので

それもまた1からやり直さなきゃ。汗汗

 

 

 

ーーー * ーーー * ーーー * ーーー

 

 

 

アップ アップ のリンク集のなかの

今年最後の試合 で

 

歩様がハミびっこみたいだった件は

のちに社長先生が理由を説明してくれて

とても納得しました。

言葉での説明がちゃんとあると

信頼感が増して嬉しいですね。

 

 

 

ブレアくん通信 ー 新春特大号 vol.2 で

 

素人の当て推量で

 

背と頚の長いブレアくんは
背や頚の短い馬より

ずっとずっとたくさんの筋力をつけてあげないと、
長い背と頚を持ち上げるのは苦しいのかもはてなマーク

 

と書いた件は

某審判の先生に思いっきり肯定されました。

 

ある馬の演技終了後に先生が

 

「この馬、背が長いからなぁ。

収縮姿勢で楽々運動できるようになるまでには

トレーニングに時間かかるんだよね」

 

とおっしゃって。

 

「いままで乗ってきた馬はみな背が短くて、

いま初めて、頸も背も長い馬に乗っていて

駈歩でこんなに推進しても後ろが下がった踏込みを感じないのは

背が長いから?と悩んでたんです 」

 

とお話ししたら

 

「あ〜、そうだよ〜。

他の馬より時間かかる。

それはしょうがない」

 

 

と、言われました。

当たってた!!キラキラグー

 

 

 

ーーー * ーーー * ーーー * ーーー

 

 

 

今日書いたことは

あくまで ブレアくんの場合は であって

自馬から練習馬になって

かえってほっとしてるように見えた馬も知っています。

 

その馬は運動能力は高かったけど

精神面が競技向きではなかった。

 

人間でも全ての人がアスリートなわけじゃなく

一般人(練習馬)してるほうが楽でいいと思う人も多いですよね。

 

全ての馬がブレアくんみたいにプライドが高くて

競技本番が好き、競技練習が好きで俄然やる気でちゃう。

自分の能力を引き出してくれる人に従順というわけではない。

 

 

そして、乗るのがわたしじゃなくもっと上手い人だったら

わたしが感じたようなことは感じず

あっさりいい動きを引き出せるでしょう。

 

ドイツのマイスターのなかには

明らかに馬が人間に憎しみを抱いていても

いい動きを引き出せる人も見たことがあります。

折り返しと技術と体重で押さえつけられて

馬が目を剥いて、歯ぎしりしてずーっと怒った顔してるの。

あの馬に 30分乗ったら5万円あげると言われても

乗りたくない と思いました。

 

アマチュアのわたし程度の実力の人間が乗るには

馬と人とのあいだに信頼関係があって

コミュニケーションが成り立っていないと危険です。

 

安全に楽しく馬に乗れるのは

普段調教してくれているプロやスタッフのおかげ。

 

 

今日書いたことはあくまで

わたしがブレアくんと競技に出ることを前提にした

わたしの個人的な感想です。