こんにちは。
ウェディングドレスデザイナーHisakoです。
ドレス創り、特にウェディングドレス創りには、パニエの制作が欠かせません。
ネットでお安く購入することはできますが、そのパニエが必ずしもドレスを美しく見せてくれるとは限りません。
ドレスのシルエットは様々な形、大きさがありますからそのシルエットに合わせてパニエを制作することが必要になります。
と言う訳で、今日の受講生さんはお二人共ウェディングドレスの制作をしていますので、まずはパニエ創りからのスタートなのです。
私もウェディングドレスを制作中ですので、目下パニエの制作にかかわっています（汗）。
私は、ドレスの本体を作ったり、パニエを途中まで作ったり、今日は、レースのオーバードレスの仮縫いのための印付けをしたり、色々あちこち跳びながら制作をしていますが、最後の数時間は、矢張りパニエのチュールと格闘していました。
お一人は、前回から今日もパニエのチュール付けと格闘されています。
もうお一人は、ウェディングドレスのパターンを創られましたが、その後は、パニエのパターン創りをされました。
レッスンの最後には、３人共がパニエ創りに取り組んでいましたので、「全員がパニエ創りですね！」と言って笑いました。
パニエは、「たかが下着」とは言えないほど、時間も材料もたくさん必要になります。
あまり嬉しくはない制作物なのです。
見えないところに使われますし、印象には残らないアイテムなので、余り張り合いがないのです。
けれども絶対に必要なものですから、創らなくてはなりません。
そのドレスにふさわしいシルエットで、大きさも求めるものでなくてはなりません。
一番制作に時間が掛かるのがパニエかもしれません。
どんなにドレス制作が大好きな人でも、裏方の、表には見えないものに、その様な時間を掛けることに、余り喜びは感じられないのは仕方がありませんね。
と言う訳で、我慢我慢の制作時間になってしまったのです。
冗談で、「楽しいわね。」「こんなパニエ作れて幸せね。」などと言いながら、それぞれ自分の気持ちをなぐさめて帳尻を合わせていました（笑）。
これが無くては始まらない。
これがあってこその美しいシルエットのドレスになるのですから、皆がぐっとこらえて、無理にも笑顔を作って頑張りました。
それではまた。
素敵な一日をお過ごしください。
ウェディングドレスデザイナー
Ｈｉｓａｋｏ
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