なぜ私がウェディングドレスデザイナーになれたのか? その14 | 東京・池上、オーダーウェディングドレス、1000通りのドレス制作ドレスさらHisako

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ジュン・アシダで実践で学び腕を磨いた、ドレス創り50年のウェディングドレスデザイナー粕谷尚子です。花嫁さんの夢を叶えるドレス創りが私の生き甲斐です。

オーダーウェディングドレス ドレスさら
〒146-0082 東京都大田区池上 03-3755ー6822

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こんにちは。



ウェディングドレスデザイナーの粕谷尚子です。



なぜ私がウェディングドレスデザイナーになれたのか?



<その14>をお話しさせていただきますね。



悪夢のような状況から逃れた私は、



お誘いを受けていた別の生地屋さんに就職しました。



やはりカウンターでオーダーをお受けする



デザイナーとしてです。



こちらの会社は、打って変わっていい人ばかりで、



生ぬるさを感じてしまうほどでした。



私の神経がおかしくなっていたのかもしれませんね(笑)



時間的にもゆっくりで、疲労困憊するようなこともなく、



穏やかな日々でした。



人数が足りなくて困っていたコーラス部に



有無を言わさず入れられました。



でもそのお陰で、素晴しい体験を



させていただくことになったんです。



まだ入社して2カ月にもならないころでしたが、



コーラスの全員でイタリア旅行に行くことになりました。





世界中の人からパパと言って慕われている



ローマ法王様に、目の前でお会いできると言う



滅多にない幸運に恵まれました。



はっきり言ってコーラスとしては、



学芸会レベルです。(内緒ですが)



総理大臣や大統領でも入れないような場所に通され、



法王様の目の前でコーラスを



ご披露することができたなんて不思議な気がします。



世界中から集まった大群衆の中でです。











女性は全員着物を着ていたことと、



引率していって下さった方が日本の



カトリックの神父さまだったことで、



特別のお計らいだったんです。



コーラスを歌って、法王さまから



ご褒美にロザリオをいただきました。



日本に帰って、病床にいる母にプレゼントしたんですが、



お医者様からはもう助からないと言われていましたが、



クリスチャンの母は、その後すっかり元気になりました。



法王様から頂いたロザリオのお蔭かどうかは判りませんが、



母の信じる気持ちがそういう奇跡を生んだんでしょうね。



私の心に大切にしまっているエピソードです。



その会社も1年半ほどでやめることになってしまいましたが、



その理由はまた次回お話しさせていただきますね。




それではまた。




素敵な一日をお過ごしください。




ウェディングドレスデザイナー

粕谷尚子





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