ドレス創りの隠れた裏話(1) | 東京・池上、オーダーウェディングドレス、1000通りのドレス制作ドレスさらHisako

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ジュン・アシダで実践で学び腕を磨いた、ドレス創り50年のウェディングドレスデザイナー粕谷尚子です。花嫁さんの夢を叶えるドレス創りが私の生き甲斐です。

オーダーウェディングドレス ドレスさら
〒146-0082 東京都大田区池上 03-3755ー6822

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こんにちは。



ウェディングドレスデザイナーの粕谷尚子です。



今日は少し懐かしいお話しをさせていただきますね。



2003~4年ですからもう10年以上前になりますが、



神田うのさんがパリコレに参加されることになりました。



当時ウェディングドレスの制作会社の仕事を継続してして受注していました。



外注でウェディングドレスのパターン制作をしていたんです。



その会社が、うのさんのパリコレを全面的にバックアップすることになりました。



パリコレの仕事は、世界に発信される大掛かりなイベントですから、



コレクションの仕事の経験のない人ばかりでは無理な大仕事です。



たまたま、吉田ヒロミさんの会社でご自身も東京コレクションを任されて何度も経験してこられた方がいらっしゃいました。



私もジュンアシダで、東京コレクションの作品創りにずっと携わっていたことがありますので、



2人がプロジェクトに加わることになりました。



私はパタンナーとして制作に携わらせていただきました。



合計6点の作品を制作させていただきましたが、



ワンピースやロングドレス、バレエの衣装のようなドレスなどに加えて、



コレクションの最後を飾るウェディングドレスのパターン制作もやらせていただきました。



恐れ多い気持ちを抱きながらも、全ての力を絞り出すようにして制作させていただきました。



幸い、スワロフスキーのパールをドレス全体にくまなく止め付けたウェディングドレスは、話題を集め、テレビでも何度も取り上げられました。



ハイヒールにもびっしりとパールを止め付けたんですよ。



完成したドレスを目にした時は、本当に息をのむような美しさでした。







パールをウェディングドレスに止め付けている写真です。



この世のものとも思えない美しさではありましたが、



大きな問題もありました。



パールの重さでドレスの重量が65キロと言うものすごい重さになってしまったんです。



パリコレの当日ドレスを着て下さったモデルさんの体重よりも重たいドレスになってしまいました。



とてもステージを歩くのは無理ですよね。



ステージの真ん中に立ってスポットライトを浴びると言うような演出になるのではないかしらなんて想像していました。



でも流石にプロフェッショナルなモデルさんは違いますね。



多少よろよろとした感じではありましたが、ちゃんとステージを歩いて下さったんです。





先日、ウェディングドレスのご注文をいただいた、ウィステリアキョウコさんに打ち合わせの時に、その時のことをお話ししていました。



キョウコさんは、パワーストーンの専門家ですから、とても素晴らしいことを教えてくださいました。



う~ん、早く知っていれば……、と思った事柄です。



実はスワロフスキーのパールは、本物のパールの3倍の重さがあるそうなんです。



「プラスティックパールだったらもっと軽いんですよ」と、教えてくださいました。



やはり専門家は違いますね。



専門知識はどんどん仕入れなければと大いに反省しました。



こうして専門知識を無尽蔵に持っている方とお話しさせていただけることが楽しくて仕方がありません。



もう一昔前のお話ですが、懐かしく思い出してしまいました。



これからは、こんなドレス創りの裏話も時々お伝えしますね。



それではまた。





素敵な一日をお過ごしください。




ウェディングドレスデザイナー

粕谷尚子






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