アトリエ沙羅の粕谷です。
今日もこのブログをお読みくださいましてどうもありがとうございます。
昨日も長いブログになってしまいましたが、今日も是非読んでいただきたいので長い文章をお許しください。
あの素敵な威厳正しいブータンの国王のお話です。
人間力メルマガからです。
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「将の資格」
『致知』2012年7月号
特集総リードより
昨年十一月、ブータンのワンチュク国王が結婚したばかりの王妃とともに来日、被災地相馬市の小学校を訪れ、子供たちを激励した。
その折の言葉がいまも胸に響いている。
国王は、ブータンの国旗には竜が描かれているが、自分は竜を見たことがあると切り出した。
驚く子供たちに、国王は続けた。
「竜は私たち一人ひとりの中にいる。
竜は自分の経験を食べて大きくなる。
年を重ねれば強くなる。
自分の竜を大事にしなければね」
短い言葉。
だが、子供たちの心に残したものは大きかったに違いない。
国王はその前日に国会でも演説した。
のちに内容を知り、感嘆した。
その内容の深さに、である。
「ブータン国民は日本に強い愛着を持っており、 震災後の日本のために祈り続けています」
「日本はアジアに自信と自覚と進むべき目標を示し、多くの国々に希望を与えてきました」
「三月の自然災害への対応では、 日本及び日本国民は素晴らしい資質を示されました。
他国であれば国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、 そして悲嘆をもたらしたであろう事態に、日本国民の皆様は最悪の状況下でも、静かな尊厳、自信、規律、心の強さを持って対応されました。
文化、伝統的価値にしっかり根ざしたこのような卓越した資質の組み合わせは、現代の世界では他に見出せないものです。
すべての国々がこれを熱望しますが、これは日本人特有の不可分の資質です。
これらは数年あるいは数十年で失われるものではありません。
そのような力を備えた日本から、世界は大きな恩恵を受けるでしょう」
当年三十二歳。
将の将たる人の見識と品格が溢れている。
ブータン王国は「国民総幸福量」(GNH)を重視する国だという。
国のあるべき姿を高く掲げ、揺るがない。
そこにも将の将たる見事な資質が現れている。
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美しい新妻を伴われたブータンの国王は、気品と優雅さにあふれていらっしゃいましたね。
こんなに人間力の高い方は、滅多にお会いできないと思いました。
やっぱりおっしゃることも気高いですね。
朝からとてもいい気分にさせていただきました。
それではまた。
素敵な一日をお過ごしください。
オーダードレスのアトリエ沙羅
粕谷尚子
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