2泊3日の学年旅行で、何が1番大変だったかと言うと、十人十色だった事でした。
当たり前なのでしょうが、ね。
それぞれの個性に対して、違う対応の仕方をしなければいけなかったです。
活動に参加して、ヤル気の有る子には、褒めたり、もっと興味をそそる様な事を言ってれば良いので、私も楽しかったし、楽でした。
ところが問題は、参加せず、文句ばかり言う男子生徒、むっつりして態度も悪い女の子達の扱い方でした。
男子生徒は、案外楽に支配下に置けました。
と言うのも、最初は優しい口調で注意してましたが、全然聞かずに、ダラダラしてたので、2日には厳しい口調に変え、こちらの本気度を晒してからは、きちんと参加する様になりました。
ところが、女の子達にはこの厳しさがまかり通らないと思いました。
帰って、逆効果だと思いました。
何故ならもっと、繊細感が有りました。
それなので共感をしながら、押し上げて行く技を使いました。
とにかく、今どう思うかや気持ちを聞いて、先ずは共感する。
そして、活動の意味を優しく教えてあげる、と言うやり方でした。
一瞬だけ良くなりますが、直ぐに嫌になり、又話し合ってと、結構な忍耐力を使いました。
エミリアは、賑やかでやかましいですが、さっぱりした性質を持っているので、この子達を扱うのは難しかったです。
その代わり、学びは有りました。
そして、先生方に更なる感謝が募りました。
1人の女の子の態度が悪かったのは、他の生徒からのうるさい音が苦手だからでした。
活動の最中でしたが、参加しないでふて腐れてるので、ヨガの効果を伝えた後、一緒にやって見る?と冗談もどきに聞いて見ました。
そうしたら、やって見る、と言われヨガの先生のフリもしました。
その後は、活動に参加してくれて良かったです。
皆、それぞれ良い子では有りますが、少し踏み込まないと心を開いてくれないのですよね。
でも、ここまで、聞き出すのに結構時間も掛かりました。
色々有りましたが、ご褒美は、帰りのバスの中でした。
グレープ内で、一番気に入った男の子が私のお隣に座ってくれました。
積極的に活動に参加し、常にガイドの近くに居たので、一緒には行動しませんでしたが、様子を見てると好奇心旺盛で活発、頭も良く優しいのが分かりました。
数学好きで、エミリアと一緒の飛び級クラスの優待生でした。
益々耀いて欲しい人材なので、思わず素晴らしいリーダーになるには、を説いて1時間半過ごしました。
目がキラキラしてました。
こういう子が、エミリアのボーイフレンド第一候補ですね。
その事をエミリアに言ったら、クラスではすぐ発言して、うるさくて嫌なヤツって言ってました。
まあ、良く言わないのは分かってました。
良きライバルくんになると良いです。