6月9日(日)
第4,312話
こんばんは
今日も素敵な1日を過ごされましたか?
まずは1杯、今日の疲れを癒してくださいませ
体感するからわかること
2016年6月5日
僕は富士山にいました
今から8年前の6月に
なぜ、富士山にいたのか?
登頂を目的としていた訳ではなく
植林することが目的でした
僕は労働組合の役員経験があって
そこから派遣されての
ボランティア経験が意外と豊富にあります
東日本大震災後
被害の大きかった被災三県
岩手県、宮城県、福島県
この三県には
3年連続で行ってきました
特に福島県では
福島第一原発の影響で
帰宅困難地域となっていた
20km圏内での瓦礫撤去を行い
2011年3月11日から時が止まったままの
地域の凄まじさを感じたこともあります
自分の時間を誰かの喜びに変える
今でこそ
当たり前のように語っていますが
当時はまだ
喜多川泰さんから直接学ぶ前
自分の中に
それをしたくなる血が流れているのでは?
と思うくらい
僕の力で誰かが助からなら・・・と
応募があれば手を挙げて
参加していました
富士山に行ったのも
その一環です
震災復興や災害復旧なら
わかりやすいですが
富士山に何のボランティア?と
思うかも知れません
実は富士山
徐々に崩れてきているんです
一部ですけれどね
江戸時代の噴火で
森林限界が大きく後退した
宝永火口
火山礫しかない
登りにくい山を
苗木を背負って登山し、植林する
山の天気は変わりやすく
この写真を撮ってくださったあとすぐに
ガスが一気に山肌を包んでいきました
8年前に書いた
ボランティア活動報告を
今夜はご紹介させていただきます
【植林ボランティア】
木曜日から
会社に無理言ってお休みをいただき
富士山へ植林ボランティアへ行ってました
気持ちよく送り出してくれた上司
同僚に感謝の言葉しかありません
仕事上…
この機械(エネファーム)を導入すると
杉の木140本分の
二酸化炭素削減効果があります
こんなことを話すのに
1本の木も植えたことがないのは
どうなのかな???と
ずっと思っていました
1本の木を植える大切さ
机上ではいくら考えてもでない答えが
現場にしっかりとありました
環境問題と一言で言うけれど
何をどうすれば良いかは一言で言えない
簡単なものじゃない
改めてそう思いました
富士山ナショナルトラストの花田さんに
木を切ることはいいことですか?
こんな質問をされました。
皆さんならどう思いますか???
熱帯雨林がどんどん切り倒され
地球温暖化を加速させている
そんなイメージが浮かびませんか?
木を切るのは悪いことだと
共生
花田さんはこの漢字2文字で
自然から恵みを頂いて生きることが
自然を守ることになる
森が元気にイキイキとするためには
木を切ることもいいことなんだよ
そんな風にお話ししてくださいました…
輸入材が席巻する前は
国内で自然と共に生きるサイクルが
確立できていたのに
それが壊れ、森が放棄され、荒れて行く
山に緑があればいい‼︎ではないんですね
このままでは、日本中の森が
「竹」しかなくなる日が来るかもしれません
本題の富士山の植林です
こちらは少し事情が違いました
300年前の宝永の噴火で
森林限界が1000m後退した不毛地帯
砂礫しかなく、緑がないため保湿も出来ず
どんどん崩落している地帯です
日本のシンボル富士山を
300年前の姿に戻すこと
それが富士山の崩落を防ぎ
裾野の町を守ることになる
このボランティア活動は
私達が参加した会だけでも
もう18年間続いているそうです
今回は約100人と参加しましたが
800本植えてきました
約2年前の参加者が準備した苗木を
私達が植える
私達も2年後のために
苗木を用意してきました
苗木を守り、育てて頂いて
初めて植林が出来る
本当に地道な作業ですよね
実際の山は砂礫に足を取られ
思うように進みません
暴風で天気も晴れから一気に雨へ
苗木を背中に背負い上り下りし
穴を掘り、苗木を植え
有機物を同梱し、埋める
800本
植えながら
汗がポタポタ落ちる大地を
見つめながら考えました
森を守ること
大地を守ること
地球を守ること
それが私達の営みを守ることになる
土砂崩れを守るのも森
二酸化炭素を吸収するのも森
森は私達に
たくさんのものを与えてくれる
私達は何を返せているのだろう???
植林は
大変でした
心からそう思いました
誰かがやってくれるからいい
これももう絶対に言いません
その誰かに
自分がなろうと思いました
少し仕事の話になりますが
現行のエネファームで言えば
6人の方が1年使えば同じ効果
庭に10年間で1400本も
杉の木を植えることは出来ませんが
エネルギーの無駄遣いはなくせます
もっとわかりやすく
もっと伝わるように
私も進化しないと行けない
やっと
木の大切さを
肌身で感じることが出来た
これを活かして行きます‼︎
ナショナルトラストの
花田さんの森の守り方
エネファームという機器を
さり気なく当たり前に使っていただける
世の中にすること
形は違えど、今どちらも
真剣に考えることだと感じています‼︎
植林は続けます‼︎
本当に大切なことだと
心に落とし込むことが出来たから
未来の子供たちへ
青く美しい地球を残す
仕事を通じ
ボランティアを通じ
原点に戻ることが出来ました‼︎
最後に…
最幸の仲間が出来ました‼︎
苦楽を共にすると
笑顔で繋がる輪も強力になります‼︎
送り出してくれた職場に感謝
森の恵み、地球の恵みに感謝
最後までお読みいただき
ありがとうございましたm(__)m
(流石に8年前、若さを感じますね)