5月16日(木)

第4,288話

 

こんばんは

今日も素敵な1日を過ごされましたか?

まずは1杯、今日の疲れを癒してくださいませ

 

 

 

 

 TODAY'S
 
天孫降臨・自信降臨

 

ゴールデンウィーク2024

そのメインイベントとなったのが

鹿児島県・宮崎県の霧島にある

 

 

高千穂峰への登山

標高は1,574mと

富士山の3,776 mと比較すれば

 

 

全然低い山なのですが

お誘いいただいた

明典さん(最近登場回数爆上がり)曰く

 

 

「しっかり登山です」

と事前情報を伝えられていた

ハイキング気分では不可能な山

 

 

この登山のために前泊し

その前泊前に

鹿児島で西郷南洲に触れてきた次第です

 

 

 

 

3:45 起床

4:30 宿舎出発

5:30 集合

5:45 登山開始

 

 

途中のコンビニで

水分、食料、その他備品を買い込み

この先の過酷な登山を微塵も感じぬ笑顔で

スタートしました

 

 

(山頂で食べましょう!!明典さんが言って買っていたじゃりぱん)

 

 

霧島神宮古宮址から御鉢へ

元宮を通り高千穂峰へ

 

 

ルート図を頭に入れましたが

周りは濃いガスで視界がほぼない状態

 

 

 

 

先が見えないのが

良いのか、悪いのか

 

 

テクテクと歩みを進めます

 

 

(スタート地点はみんな元気でした笑)

 

 

 

 

「見える」ということが

どんなに素晴らしいことなのかがわかる

それくらい濃いガスの中を歩いて行きます

 

 

 

 

最初は石段

次に石畳

 

 

 

 

そして

石畳が途切れると

いよいよ登山っぽくなって行きます

 

 

 

 

今回の登山は

僕にとってただの登山ではありません

 

 

脳出血して

左半身が不自由になりました

 

 

左足が踏ん張れない状況で

どれくらいのことができるのか

 

 

平地を歩いていても

躓いて踏ん張りきれずに

転けることがしばしばある状態で

 

 

 

 

本格的な登山ができれば

自分に自信が持てる

 

 

できなかったら自信を失う

と言うか、それよりも

 

 

「ほら、やっぱり無理だった」と

自分に言い訳しそうで

 

 

登山開始前は

登れるイメージよりも

 

 

登れなくて

そう思うことになることが嫌でした

 

 

 

 

石段、石畳、礫と

だんだん歩きにくくなってきて

 

 

礫のゾーンを抜けると

斜度が一気にキツくなって

ゴツゴツした岩場に変わります

 

 

 

 

一歩一歩着実に

左足に負担をかけすぎないように

右足に重心を置いて登っていく

 

 

 

 

ちゃんとした登山が初めての僕が

選んでよかったのかわからないくらい

ここの斜度と歩きにくさがすごくて

 

 

視界の無さが

目の前の一歩一歩に集中させてくれました

 

 

 

 

この岩場を登り切ると御鉢

火口をぐるっと半周します

 

 

 

 

晴れてたら

とんでもない景色が見れるのでしょうけど

この日は左右が崖であることがわかるくらい

 

 

ただその崖が

あぁ、落ちたら命ないなぁとは

感じることができました

 

 

(3~4mくらいの幅の火口縁、暴風でした)

 

 

ありえないくらいの暴風で

明典さんの奥様の帽子が

吹き飛ばされて行きました

 

 

 

 

ここまでくると

みんな黙々と進むと言う感じに

なってきて

 

 

僕と明典さん以外は

登ることに意識を集中しているようでした

 

 

 

 

霧島神宮元宮

いよいよラストスパート

 

 

 

 

真っ白い世界を

山頂目指して

黙々と歩みを進めていく

 

 

無心・夢中

そんな言葉が

とてもしっくりくる時間

 

 

 

 

細いロープの存在が

とても強く思えたり

 

 

 

 

山頂までの距離が

少しずつ縮まることが

嬉しかったり

 

 

 

 

見えるに越したことはないけれど

何も見えない中を歩くのも意味がある

 

 

 

 

そんなことを思いながら

動いている左足に

がんばれ!がんばれ!と

声を掛けながら歩みを進める

 

 

 

 

そしてついに

 

 

7:52

 

 

登山開始から

2時間と少しで

山頂に到達

 

 

僕にとって

大きな挑戦が

達成された瞬間となりました

 

 

 

 

動いてくれた左足に感謝

山頂に到達しても

息が乱れていない体力お化けに感謝

 

 

この登山に誘ってくれた

明典さん夫妻に感謝

 

 

病気しても

諦めなかった自分に感謝

 

 

病気しても

脳出血で左半身が不自由になっても

山は登れるんだぜ!!って

 

 

言える自分になれたことが

 

とても誇らしく

 

 

そして何より

自分の左足に

自信が持てました

 

 

 

 

人との出会いは寸分の狂いもなく

やってきて

 

 

2024年のゴールデンウィークに

体力もしっかり充実した状態で

本格的に山に登ることまで

 

 

準備されていたようでした

 

 

 

 

山頂で食べる朝食

じゃりぱんの

ジャリジャリした感覚が

何よりも幸せで

 

 

 

 

天逆鉾を見ながら飲む

モーニングコーヒー

本当に最高でした

 

 

 

 

いつものお守りともうひとつ

うまくいく守りの2つを忍ばせて

登りきれたので感謝の1枚をパチリ

 

 

 

 

間近に見る天の逆鉾は

白いガスが神秘性を増していて

感動もひとしお

 

 

あまりにも感動したので

頭に突き刺しておきました

 

 

 

 

あの坂本龍馬が

抜いたことがあるそうで

 

 

今なら大問題になりますね

 

 

それに比べれば

この写真くらいなら

許してくれるでしょう笑

 

 

 

 

めちゃくちゃ便通がいい自分なので

あまり食べてはいけないと自重した

山頂でのひととき

 

 

疲れているみんなに

チョコあんぱんを配り

自分はジャイアントカプリコで

感動の登頂ポーズ

 

 

 

 

OTONAWARAUプロジェクトの

メンバーならみんな知っている

仕込みの太一を発動させて

山頂をあとにしました

 

 

 

 

「登山にチョコは必須」

セブンイレブンで変なスイッチが入って

ティッシュも買って登りましたが

 

 

一緒に登ったみんなが

山頂で鼻をかんでいるいるのを見て

 

 

ちゃんと役に立ってよかったやん!って

自画自賛

 

 

 

 

登れたことに感動

天の逆鉾に感動

左足に感動

 

 

誘ってくれた

明典さん夫妻に感謝

 

 

一緒に登ったみなさんに感謝

 

 

天孫降臨の地で

自分の自信も降臨してくれました

 

 

 

 

登山中は

速攻元気とミネラルウォーター

 

 

山頂では

おにぎり、じゃりぱん、チョコあんぱん

 

 

下山した時

みんなお疲れでしたが

 

 

体力お化けの僕は

すこぶる元気でした

(歩く習慣のおかげさま)

 

 

 

 

2020年2月

脳出血した自分が

リハビリのために始めたウォーキング

 

 

あれから4年

1,574mですが

登山して登頂成功しました

 

 

自分で自分を褒めてあげたい

 

 

そして

最低限歩けるように

麻痺を最小限にしてくれた

神様に感謝です

 

 

奇跡は

奇跡だと感じるまでの

努力が引き寄せる

 

 

これからも

いろんなことを

諦めることなく

 

 

挑戦し続けて行きます

 

 

僕にチャンスをくれた

明典さん夫妻

本当にありがとうございました