5月10日(木)

第4,282話

 

こんばんは

今日も素敵な1日を過ごされましたか?

まずは1杯、今日の疲れを癒してくださいませ

 

 

 

 

 

 TODAY'S
 
西郷南洲に触れる

 

 

人を相手とせず天を相手とせよ
天を相手として己を尽くし
人をとがめず
わが誠の足らざることを尋ぬべし
 
 
西郷隆盛に触れたい
西郷隆盛を感じたい
 
 
今回の旅
その途中下車地、鹿児島での目的は
それに尽きる言っても過言ではない
 
 
 
 
ほぼ全容を見せてくれている
桜島を見ながら歩みを早くする
 
 
時間がないのに
駅前でがっつりと時間を取ってしまい
 
 
それなのに
選んだ道がナポリ通りと
知ったから
 
 
その経緯なんかを調べていたら
ますます時間がなくなっていく
 
 
 
 
荷物を2つ預けた体は軽い
スタスタと歩いていく
 
 
橋を渡った場所に
当時の家の復元モデルが建っていた
 
 
 
 
二つ家と呼ばれる住居形態
下鍛冶屋町での武士の暮らし
 
 
そう書かれている説明板を読むだけで
江戸末期にタイムスリップする
 
 
 
 
意外とちゃんと
イメージできる便利な脳を
持っている自分に驚きながら
 
 
しっかりと見学する
 
 
 
この家に
若き日の西郷隆盛
大久保利通がいたとして
 
 
どんな会話をしていたんだろう
どんな未来を語り合ったのだろう
 
 
目を瞑って
考えるだけで楽しくなってくる
 
 
 
 
後日書かれた作品は
あくまでも作品であり
 
 
2人で語り合った
若き日の会話の記録はない
 
 
薩摩から江戸は遠い
まして彼らは下級武士
藩政にも遠い立場だったはずで
 
 
外国の脅威を感じ
どうすれば
この先の日本をより良くできるか
 
 
その前に日本を守り切れるか
そんな議論をしたんじゃないか
 
 
それぞれ
ちょうど今の自分くらいで
亡くなっている
 
 
西郷隆盛は西南戦争で
大久保利通は暗殺で
 
 
生き急ぎ過ぎた彼らの人生を感じ
僕は何を考えて生きていくのか
 
 
建物を見ているだけでも
何かしらの縦糸を
感じることができる
 
 
やはり
キーワードは縦糸
 
 
 
 
縦糸、縦糸、縦糸
 
 
ぶつぶつ呟きながら
数十メートル歩くと
目的の場所に到着した
 
 
 
 
ここに生を受け
彼の礎を育んだ場所
 
 
身震いがしました
 
 
 
 
ボランティアスタッフさんが
3分くらい時間ありますか?
 
 
そう声を掛けてくださったので
説明を聞くことにしました
 
 
青年期
大久保利通が食うにも困った時期があった
 
 
その時
この家で食事を取らしたこともあったそう
 
 
西南戦争で敵味方に分かれて
戦ったけれど
きっと彼らはわかっていたと思う
 
 
日本の未来をしっかりと
見据えていたからこそ
彼らなりの着地点を見出していた
 
 
そうとしか思えない
 
 
 
 
スタッフさんの言葉にも
熱が籠ります
 
 
近親者の死によって
実はこの家を売り払い
川向こうに引っ越したんです
 
 
最初の妻、次の妻
1回目の島流しは自由があった
2回目の島流しは幽閉だった
 
 
かつて読んだ本にも書いてあった
でも今、生誕の地で聴く話は
よりリアルさが増して
 
 
ズシンと心に響いてくる
 
 

 

 

結果的に12分も説明を聴いてしまい

時間が本当になくなってしまった

 

 

だけど

ミリ単位の後悔もなくて

むしろちょっと嬉しいくらいで

 

 

最後に聞いた

有名なこの画像は合成だという事実

 

 

知ってはいたけれど

そうだったんだ!とスッキリした

ボランティアスタッフさんの説明

 

 

弟と従兄弟のハイブリッド

きっとこれに近かったんでしょうけど

写真が嫌いだったんでしょうね

 

 

 

 

上半分が弟

下半分が従兄弟

 

 

 

 

従道さんと巌さんが合体して

西郷隆盛

 

 

 

 

縦糸が

ここでは少し

太くなりました笑

 

 

並列表記の

隆盛さんと利通さん

 

 

駆け抜けた明治維新

下級武士に生まれた二人の

 

 

残した成果の大きさに

僕ももっと

しっかり生きたいと強く思いました

 

 

 

 

たくさんの方の

お役に立てるように

もっと自分を磨く

 

 

縦糸

しっかり受け取りました

 

 

ありがとうございました