5月9日(木)

第4,281話

 

こんばんは

今日も素敵な1日を過ごされましたか?

まずは1杯、今日の疲れを癒してくださいませ

 

 

 

 

 

 TODAY'S
 
縦糸を受け取る旅

 

まもなく
終点
鹿児島中央です
 
 
お忘れ物なきように
お降りください
 
 
新大阪を早朝に出発した
九州新幹線みずほ号は
約4時間の旅で
僕を鹿児島へ連れてきてくれた
 
 
 
 
何年振りになるんだろうか?
鹿児島中央駅に降り立つのは?
 
 
GWの人並みに
身を任せながら
エスカレーターを降りる
 
 
今日の目的地は都城
すぐに乗り継いで
向かうのもいいけれど
 
 
鹿児島市内を
ゆっくり歩いた記憶がない
 
 
3時間
もっと歩きたいけれど
創れた時間はこれが限界
 
 
そのために早朝の新幹線を
1ヶ月前から予約しておいた
 
 
 
 
新大阪出発時に車内放送で言っていた
本日は指定席は全席ソールドアウト
 
 
ゴールデンウィーク後半
5月3日に予約なしで新幹線に乗るって
無謀すぎる挑戦
 
 
そんなことを
ここ2年してきていたから
今年はしっかり学習機能が働いている
 
 
 
 
肌寒かった大阪
降り立っただけで湿気を感じる鹿児島
4時間の距離が遠いのか近いのか
どっちなのかと思うほど新幹線は早い
 
 
余談だけれど
鹿児島中央駅は旧西鹿児島駅
 
 
僕の幼少期からの憧れは
「西鹿児島」という響き
 
 
早朝の大阪駅で
続々と到着する
寝台特急の出発駅に憧れていた
 
 
 
 
 
 
当時の姿が
YouTubeで公開されています
 
 
時間があったら是非
見てもらいたいです
 
 
 
 
当時とは
似ても似つかぬ駅前で
ビァフェスタ!が開催されていて
 
 
無言で僕を誘ってくるけれど
今日はビールを飲みに
鹿児島に来たんじゃない
 
 
 
 
観光客の数に対して
圧倒的に足りない
コインロッカーを探しながら
会場を俯瞰してみる
 
 
行きたい
飲みたい
 
 
でも
今日は我慢する
 
 
 
 
観光案内所で
荷物預かってくれることを知り
預けに行く
 
 
丁寧な係の人が
17時までのお預かりとなりますが
お目安の時間は?と質問されて
 
 
14時と答えながら
2時間半しか時間がないことに気づく
 
 
コインロッカー無さ過ぎやねん
と言いそうになりながら
満面の笑みでお願いします!!と言って
 
 
再度駅前に降り立つ
 
 
 
 
若き薩摩の群像
 
 
初めて来た時にも
絶対にあったものだけど
あたらめて説明を読んで驚いた
 
 
幕府を欺いて
全員偽名を使って
学びに行かせた薩摩藩がすごいし
選ばれた彼らもすごい
そして学び終えた後の成果がすごい
 
 
知らなかった
戦国時代と同じくらい好きな明治維新
 
 
それなのに
恥ずかしいったらありゃしない
 
 
駅前でこれだから
街を歩けば知らないことだらけになるな
 
 
そう思いながら
説明を読んでいく
 
 
 
 
キススーン
アイスクリーム
高層建築
汽車
 
 
驚きの連続だっただろう彼らが
その後、どうして行ったのか
 
 
知りたくて仕方がなくなりました
 
 
 
 
驚いたのは
この中に五代友厚さんがいたこと
 
 
知らないことを知る
それができただけでも
鹿児島に降り立った自分を褒めてあげたい
 
 
そう思いながら
読み進めていきます
 
 
 
 
読み進めて思うのが
本当に若い方々だということ
五代友厚さんが31歳でも若いと思うけれど
 
 
20代はどちらかと言えば
年長者
 
 
 
 
年代の中心の彼らが
海軍、陸軍、測量、化学、医学、文学
当時の最先端を学ぶ
 
 
見たことも
聞いたこともない世界で
どんな気持ちで学んでいたんだろうか
 
 
 
 
日本人は好奇心の塊
そう、尊敬する先生がいうけれど
 
 
選ばれし彼らは
その好奇心の塊プラス
責任感も強かったんだろうと思いを馳せる
 
 
 
 
最年少は13歳
 
 
僕が登校拒否をしていた13歳の1年を
磯永氏は訪欧し
そしてスコットランドにまで足を伸ばし
 
 
その後「ぶどう王」と言われるまでになる
 
 
46歳の僕は
まだ「何王」でもない
 
 
この時代に生きた人は
本当にすごい方々が多いとつくづく感じる
 
 
江戸から明治を生きた人が礎となり
大正生まれの人が戦後復興の礎となった
 
 
だったら
昭和後半生まれの僕は
何の礎になることができるのだろう
 
 
 
 
歴史を学ぶ
歴史を知る
その時代の息吹を感じる
 
 
縦糸のつながりを感じて
改めて自分と向き合う
 
 
何ができるかがわからなくても
何かをしたくはなってくる
 
 
その感覚を僕は大切にしている
 
 
大切にしているからこそ
街々を歩いて
 
 
知らない!を知っている!に
変える旅をする
 
 
 
 
志を受け取ること
脈々と流れ続ける「時」
 
 
その軸を決める
縦糸をこの鹿児島でも受け取りました
(駅前にいた5分間で笑)
 
 
「縦糸」
2024年GW旅
 
 
この旅のキーワードは
直前に行った震災の被災地
輪島で感じたことと共に
 
 
「縦糸」なのかも知れません
 
 
まだ、旅は始まったばかりです