真面目ナル技術者ノ技能ヲ

最高度二発揮セシムベキ自由闊達二シテ

愉快ナル理想工場ノ建設

 

 

東京通信工業の

設立趣意書に残されている

有名な言葉です

 

 

東京通信工業は

今のSONYの前身の会社

 

 

井深さん、盛田さんによって

この世に産声をあげた会社は

世界的な企業へと成長を遂げていきます

 

 

僕の手元に1冊の本があります

 

 

ソニー再生

変革を成し遂げた

「異端のリーダーシップ」

平井一夫著

 

 

つい先日

電車移動する待ち時間に立ち寄った本屋さんで

数ページ立ち読みして即買いした1冊です

 

 

おもしろかったです

一気読みしました

 

 

ソニーの経営危機のとき

陣頭指揮を取られた訳ですが

 

 

副社長時代から

気になっていたそうです

 

 

方向性を見失っていることを

 

 

ワン・ソニー

ひとつになろうと言っても

何を軸に集まればいいかわからない

 

 

根本的な問いかけ

 

 

どう言う会社でありたいのか?

この会社は、なんのためにあるのか?

 

 

これを

ミッション・ビジョン

パーパス・バリュー

企業理念で掲げる会社は多いが

ソニー的にはちょっと古臭い

 

 

V字復活をしていく起点

平井さんは

「KANDO」

この言葉に思いを託していきます

 

 

その原点に立ち返るきっかけとなる言葉が

 

 

真面目ナル技術者ノ技能ヲ

最高度二発揮セシムベキ自由闊達二シテ

愉快ナル理想工場ノ建設

 

 

創業期にはあった

成長期にもあった

 

 

でも

会社が大きくなるに従って

アナログからデジタルへ変化する世の中に

ついていくことに必死になりすぎて

 

 

創業の想いが

希薄になって行っていた

 

 

そんな風に綴られています

 

 

また文中には

情熱のマグマという表現が出てきます

 

 

ソニーにはあった

ソニーには残っていた

 

 

この情熱のマグマ

 

 

僕の出身

大阪ガスには残っているんだろうか?

ふと、そんな疑問が生まれました

 

 

情熱のマグマが残っていたからこそ

情熱のマグマが自燃していたからこそ

 

 

V字の回復ができた

そう思います

 

 

少なくとも

創業者である僕には

この情熱のマグマは

存在しています

 

 

そして在職中

どんなに閑職に追いやられても

情熱のマグマは

存在し続けました

 

 

だから今

ここで

どんな状況になっても

熱く生きていけているんだと思います

 

 

情熱のマグマ

消そうと躍起になっている

会社や中間管理職も

存在していますが

 

 

地下で

ふつふつと

そのエネルギーを解放できる準備を

ぜひ、し続けて欲しい

そう思います

 

 

平井さんの引き際の美学と

次の夢が本当に素敵だと感じた1冊

 

 

よかったらぜひ

本は本屋さんで:ブックランドフレンズはこちらから

 

 

 

 

 

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僕らの今の決断が

明日の世界を創っている

 

 

 

心に火を灯す専門家

山﨑太一